最近チラホラと
手足口病を診る機会があります。
おそらく周囲で
流行しているような地域もあるかと思います。
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手足口病とは…
口の中、手のひら、足の裏、肘、膝、お尻などに
小さな水ぶくれが現れるのが特徴です。
発症者の約3割には38℃以下の微熱が見られますが、
多くは数日で自然に解熱し後遺症を残すことはまずありません。
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少しだけ発疹がでて、
熱も出ずに終了するようなお子さんもたくさんいます
口の中にも水疱ができていて、
口腔内所見を診察していて「痛いだろうな~」って思うんですが、
何故か「そんなに痛くない」
って言っているお子さんが
個人的に多い印象なんですが…
(もちろん痛くて食欲ない子もたくさんいるよ!)
これは私も何故か分かりません…
そして他の医師はどう感じているかは分かりません。あくまで個人的な意見。
そして私は、
この手足口病が
個人的に好きです
何故か。
検査も薬もないから
鼻や口に棒をぐりぐりして
子どもに泣かれることもない
ただ体や口の中をパッとみて
診断できる。
診断することで
それ以上の検査も必要なし。
また薬もなく自然治癒するものなので、
薬も出さずに終了可能。
すごくエコな
感染症ではないですか?!
本来ならインフルもそうなんだけど、
検査も薬もあるからやってしまう
日本の医療の現状…
子どもの負担にならないように
検査も薬も最低限にしたいなと思う私にとって、
すごく有難い感染症です
インフル流行の時期には
モヤモヤを抱えながらの
診療をしていますが、
手足口病はそんなことないので、
有難い限り。
ちなみに、登園の基準としては
「熱がなく元気で飲食出来ていること」
少しの発疹があっても、
元気で飲食も出来ていれば、
登園することは可能ですよ~
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