辻村深月「太陽の坐る場所」を読んで | 都内アラサーOLのゆるゆる日記

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久しぶりに友人の結婚式へ出席するため、地元へ帰省したとき、席次表の名前が全員変わっていて、初めて東京に帰りたくなりました。独身が過ごしやすい街東京(知らんけど)。これからもお世話になります。

20代後半の辻村深月が、

「今が苦しいってことを、忘れないうちに」

と書き上げた青春の葛藤と挫折がつまった必読の書


と帯に書いてあったのを見て、購入しましたびっくり

辻村深月さんといえば、「傲慢と善良」で自分の痛いところをたくさん突かれ、でもなぜか読み始めたら止まらない不安


なので、この人の本ならまたハマれるだろうと楽しみにしていました照れ


登場人物が、高校卒業後から10年後、

私と歳が近いこともあり、今回もいろいろチクチク胸が締め付けられました悲しい


中でも、水上由希は正直イケすかない嫌いなタイプだけれど、ミーハーで見栄を張ってしまうところ、自分にもあるような気がして滝汗

急に自分の過去や、そもそも今生きていることが恥ずかしくなりました真顔


恥の多い生涯を送って来ました

私は太宰治ほど考えが深く、彼を理解できるなんて簡単に言える立場ではないけれど、私は辻村深月さんの作品を読むたび、この言葉が頭に浮かびます真顔


自分が一番イケてると勝手に思い、それを自己肯定感にすり替え、周りを蔑む、、、、

なんて貧しい性格なのだろうと、、、、

もう言葉になりません。


自分を知るために、戒めるつもりで、これからも真摯に辻村深月さんの作品を読んでいきたいと思います