唯川恵先生連チャンで、
この本に関しては夜寝る前に一気に読破しました
唯川先生の本は読みやすいし、続きが気になって、いつも一気に読んでしまいます
「愛しても届かない」は、主人公、七々子が好きになった人にはすでに彼女がいたが、彼女がいるからと言って簡単に諦められず、
そこで七々子のとった行動は、好きな人の彼女と友達になって行くこと。
嘘を重ね、友達を騙して手に入れた幸せとは、、、
ここからネタバレも含まれた感想になります
仕事に追われながらも、やりがいを感じている
現代の七々子が、職場のアルバイト学生から、
好きな人に彼女がいたらどうするか?と相談を持ちかけられたところから始まり、
回想シーンのように本編へ入っていく
好きな人に彼女いるときって、なんとも言えない気持ちになりますよね
そもそも人を好きになるってことが、私にとって滅多にあることではないので、その好きを大事にしたいし
なのに彼女がいたら、もうその愛を自分の中で育んで行けない、または育んだとて悲しい気持ちになることが多い
でも結婚しているわけではないし、
付き合っていれば、いつか別れることもあるかもしれない
と思いつつ、
そのまま結婚までゴールインすることもよくあるし
その後どうなるかわからない、
外部的要因に期待しながら、
片思いするのって本当に辛いです
そもそも片思いが辛いのに、そんなハンディを追ってまで好きでいるのはさらに辛い
しかもその彼女が、知らない人ならまだしも、
自分の生活圏に居て、
性格も良くて可愛い子なら尚更、どこかやりきれなくなりませんか?
素直でいい子の鈍感な部分を利用して、好きな人とその彼女の中を裂いた七々子。
ひどいなと思いつつ、恋をするとその人しか見えなくなる、そして周りが見えなくなって、自分を見失ってしまうのは怖いことだと思いました
恋をすると女の子は可愛くなると言いますが、
それは自分を愛してくれている彼の期待に応えようとする、相思相愛の幸せな恋の中であって、
なんとしても付き合いたいや、自分だけのものにしたいという
独占欲のある愛は、身を滅ぼしそうだなと思います
恋愛って本当に難しい
好きな人が自分を同じだけ好きなってくれるなんて
奇跡に近いことだと思います
片思いや恋愛をしたいときに、いつも選んで買ってしまうのは、唯川先生の本です
唯川先生の本には恋愛で自分を見失うときもありながら、
ちゃんと地に足をつけて、社会で自立して
生きて行く女性が多く描かれています
私もそんな女性でありたいと思います