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檻に閉じ込めた動物をゆっくり苦しめながら殺める──おぞましいトロフィーハントの報告書が公表される 英国

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イギリス人のトロフィーハンターは3分に1匹というペースで、世界で最も多くの動物を殺している──英議員連盟による6ヵ月に及ぶ調査の結果が発表され、人々を驚かせている。

 

  【閲覧注意】キリンの心臓を片手に「最高なバレンタイン!」と投稿した女性(モザイク有)

 

トロフィーハンティングとは、娯楽を目的に野生動物を狩り、角や毛皮を持ち帰る行為で、批判の対象になることが多い。

 

 近年では南アフリカで、射殺したキリンとのツーショットを投稿した女性が大炎上したことが記憶に新しい。女性の夫が、バレンタインのプレゼントとして、野生のキリンを殺す権利を1500ユーロで購入したことが発端だった。

 

 今回発表された調査報告書によると、イギリス人ハンターは、ライオンやホッキョクグマなど、絶滅危惧種を含む100種類以上の動物を狩り、大金を得ているそうだ。

 

 また、企業がトロフィーハンティングを目的とした休暇プランを高額で提供しているとも指摘されており、そのなかには、ライオンを監視下で飼育し、檻の中に閉じ込めたまま殺害するといった「缶詰ハント」という、おぞましいものまで報告されている。

 

 この調査結果を受け、議員連盟の議長であるロジャー・ゲイルは「最も忌まわしく残酷な趣味だ」と指摘。ハンターが海外で狩猟して得た動物の皮や、頭部、死体を英国に持ち帰ることを禁じる法案が、国会に提出、受理された。

 

 一方でプロのハンターたちは「狩猟税によって、地域活性化や経済的な恩恵をもたらす」と主張するなど反論している。

 

 

~転載以上~

 

 

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