ロシアのサーカスのトラが、公演中に発作を起こした件ついて、調教師の弁明です。

 

昨日の記事

サーカスのトラが火の輪くぐりに恐怖し、大きな体で震え、気を失う姿に「すごく悲しい」の声

 

 

edamameからです。

https://edmm.jp/81781/

 

【虐待か!?】サーカス中に客席近くで発作を起こしたトラが団員に引っ張られる様子が激写される

2018年9月29日

 

 

突如舞台の隅で震えだすトラ

自転車に乗るサルや火の輪くぐりをするライオンなど、かつてサーカスには動物がつきものなイメージがあった。だが2018年に入り、世界各国でサーカスで動物利用を禁止する法案が立ち上がっており、こうしたサーカスはほとんど姿を消している。

 

そんな中でありながら、ロシアでは現在でも動物を使ったサーカスが開かれているが、先日、虐待を疑われる衝撃的な瞬間が捉えられてしまった。

 

痛ましい様子が映っているので、閲覧には少々注意していただきたい。

 

 

 

 

このサーカスは、ロシア・チェリャビンスク州で開かれていたもの。これに出ていた6歳のアムールトラであるゼナがある行動を示し、サーカスの空気は一変した。

 

公演の途中、トラの火の輪くぐりが行われたが、ゼナは客席側で立ち止まる。

するとゼナは何かしらの発作を起こし、その場で手足をばたつかせると、片足を上げて固まってしまったではないか。

 

当初、客席は盛り上がる様子を見せていたが、その内ゼナのただならぬ様子にどよめきはじめる。

 

調教師のアルトゥール・バグダサロフ氏が、尻尾を引っ張ったり、水をかけて動かそうとするも、ゼナは網に爪を引っかけたまま気を失ってしまっている。この手荒な扱いに、ロシアのSNS界隈では「虐待ではないか?」という声が広がり始めた。

 

これを受け、動画にも登場していたアルトゥール氏は、「前例のない事で困惑しました。ただ、トラは本能的に弱った個体を攻撃するため、とにかく他のトラから引き離そうとしていました。しかもゼナは体重が200キロ以上もあるので、尻尾を引っ張る他なかったのです。」と弁明。

 

また、同サーカスの調教師のカリーナ・バグダサロフ氏も、メディアの取材に対しこのように語っていた。

 

アルトゥールの行動は、他の動物たちを落ち着かせるための適切な対応でした。明らかに彼はゼナのことを心配していました。
大型動物は血糖値が下がるとこの様な状態になりやすいのです。おそらくホルモンの影響で、血圧が急激に下がってしまったのでしょう。
 
以前の検診で健康上には問題はありませんでしたが、モスクワに戻ったら腎臓と肝臓の検査をする予定です。

 

しかし、次回の公演までは食事療法だけで対応すると発表しており、更なる批判を浴びている。

 

同サーカスはロシア国内でも人気の催しで、アルトゥール氏とカリーナ氏で3代目となる由緒あるグループである。動物愛護精神が強まる昨今では、ますます風当たりが強くなることだろう。