紙署名の発起人、猫の郵便さんからです。

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【「これから」の提案~埼玉13エピタフの遺族になろう】大矢誠被告人は、公判で『9匹は殺したが、後の4匹は殺していない』と証言したが、その4匹だって〝あんな致命的な拷問の深手〟を負わされては、もう間違いなく生きてはいないだろう。その後、4匹はどんな哀れな末路をたどったのか。思うに、それぞれ苦悶の末に朽ちて行ったのだろう。裁判と判決は、殺してないという〝4匹の猫たちの手ひどい最期〟を問い質すこともせず、カケラの責任も取らせずに文面に読み流され終結した。一度目は大矢に殺され、二度目は警察・検察・裁判の不問に殺され、次に待っているのは人々の記憶から消し去られること。そして誰にも思い出されなくなって、シーンと静まり返り何もかもが無かったことと無色透明化される。人の世界とは、そういうもの。

今のうちは皆、口々に「忘れない」という。廣瀬勝海の時も同じでした。当時もネットに『廣瀬を許せない/忘れない』と檄した輪唱が飛び交っていた。しかし人は忘れやすい生き物、廣瀬の手で床に叩きつけられた猫たちの悲鳴は直ぐにどの口からも立ち消えた。もう灰の中に微かな火だねすら探せない。世事に目まぐるしく、忙しさに追い立てられ、きれいサッパリもぬけの殻、これでいいのかなぁ~、ん~。こんなこと繰り返していて。それで今、折角の署名活動の勢いに乗って「出来ることはないか」と思い立っているところです。埼玉の13匹に墓なし、遺族なし、墓碑銘なし。ならば13匹の「遺族になろう」と。墓碑銘は英語でエピタフ、つまり13エピタフを思い出す「全国の会」を作って、大矢誠の犯罪を忘れないようにしようと思うのです。

会の名前は「大矢誠の犯罪を忘れない『13エピタフの会』」とか、「埼玉13エピタフの遺族として生きる会」とか、こもごもまだまとまりがつかない段階ですが、会員を募って意見や能力やアイデアを出し合い、「大矢の犯罪を忘れず、大矢が死んで火葬炉の火と燃えるまで続ける」マインドです。行動力がある人、PCスキルに長けた人、デザインや絵が得意な人、法律に強い人、ただ普通の人、お互いの長所を結んで「忘れないアクション」を起こして行こうと考えています。すぐ思いつくのは、①財務大臣に税理士懲戒処分請求の署名活動(判決文では廃業となっているが、その廃業は猶予後に復活可能なのか、弁護士に相談する) ②追跡と情報収集(髪型やメガネを変えたり、整形するかもしれない) ③大矢逮捕の日を猫たちの慰霊の日とする。

その他としては、④バーナーを作り、ブログなどに貼ってもらう ④モニュメント・アイコンやTシャツを作る等々、色んな人が集まれば、思わぬ新しい考えが飛び出すことも考えられますので、⑤までには限りません。あんまり堅苦しい組織にしてしまうと、大抵はバカみたいになるので、会長とか副会長とかそういう四角張ったなひな形を置くのではなく、お互いにできることでヤンワリゆるい繋がりを探してゆけたらと思っています。嘆願書の発起人になって頂いたマルコ・ブルーノさんには、アドバイザーになってもらう話をつけてありまして、事務局としてアクションの全責任は「猫の郵便」が取るつもりでいます。殺されて終わり、裁判が終わって終わり、署名活動が終わって終わりではなく、記憶の糸を繋いで繋げて、大矢の足かせになりたい。