先日、アメリカのシーワールドが目玉のシャチショーを廃止へ、というニュースをお伝えしたところですが…

アメリカのある企業が、水族館のシャチをはじめとした海洋ほ乳類を救おうと立ち上がりました。

以下、The Dodoより翻訳し、まとめました。

Sweetest Ad Shows Why SeaWorld Is Bad For Orcas

アメリカの子ども用品メーカー「マンチキン」はこのほど、10年に渡り製造販売してきた、ヒット商品のお風呂用玩具のシャチの販売をとりやめると発表しました。





↑日本でもアマゾンなどで販売されています。今後シャチは購入できなくなります。


理由は、「バスタブは、彼らには狭すぎるから」。

水族館のシャチの現状を変えたいという思いからで、「利益よりも、彼らを救いたいという信条を優先させることにした」とのこと。

「利益よりも動物保護」って、素晴らしいですね。経済優先に偏っている日本では、なかなかないことです。。


そして、こんな素晴らしいCMを製作しました。

Orcas Live In Oceans







感動的です。。

動画のラストには、現在合計57頭のシャチが飼育下にあること、浅いプールで過ごしているために、すべてのオスと何頭かのメスの背びれは傷ついてしまっていること、野生のシャチは1日に150km泳ぎ、深さ180mまで潜るという事実が紹介され、彼らを助けるための社のプロジェクトへのサポートを呼びかけています。


さらに、今月9~16日の間の売り上げのすべてを、海洋ほ乳類の保護団体へ寄付すると発表しました。

「バスタブはシャチには狭すぎる」と書かれたプリントTシャツなどが販売されています。






また、社のCEO、スティーブン・ダン氏はシーワールドのCEO、ジョエル・マンビー氏に対して、もしも「ティリクム」(30年に渡り水族館で飼育され、3件の死亡事故に関与したシャチ)の解放に同意するならば、海洋保護区の整備のため個人的に100万ドルを支出すると進言しました。


シャチマンチキン社の「プロジェクト・オルカドキドキオルカは海に」のサイト

http://www.munchkin.com/OrcasLiveInOceans