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http://www.hochi.co.jp/topics/20150921-OHT1T50049.html

鬼怒川堤防決壊で常総市職員、恐怖の二晩…関東・東北豪雨

2015年9月21日11時0分 スポーツ報知

冠水した常総市役所の1階は、水害の爪痕が残されていた(14日撮影)

冠水した常総市役所の1階は、水害の爪痕が残されていた(14日撮影)


 大規模な水害に見舞われた茨城県常総市役所では、鬼怒川の堤防が決壊した10日に冠水し、復旧作業に追われている。大きな被害を受けた三坂町から近い地域に住むという市役所の40代女性職員が、息子と離ればなれになった恐怖の二晩を語った。

 女性職員は当時、夫と市役所に勤務していたため、自宅に戻れず、高校3年の次男だけが家に取り残されてしまったという。停電となった10日夜、次男の携帯電話は電源が切れて音信不通になった。離ればなれの、不安な夜を過ごした。

 次男は、カップラーメンだけを持って2階に上がったが停電になり、食べることが出来なかった。その上、断水で水も飲めなくなった。11日、自衛隊のヘリが、隣人をロープにつるして救助されるのを見て、次男も手を振ったが、全く気づかれず、ヘリは視界から消えていった。

 真っ暗な自宅2階で、次男が二晩も孤独と空腹に耐えられたのは、愛猫が一緒にいてくれたからだ。12日にようやく自衛隊が気づき、ヘリで救出されたが、「猫は連れて行けない」と自衛隊に拒まれたという。結局、猫だけ家に取り残された。


 女性職員は、後になって他の被災者の飼い犬が自衛隊のヘリで救助されている様子をテレビで見て「なぜ自衛隊は犬は助けるのに、猫は助けてくれなかったのか」と涙声で訴えた。

 約80センチ冠水したという本庁舎1階の水は引いたが、床のタイルは所々剥がれたままだった。女性職員によると、当時、駐車場に置いてあった公用車を含む400台以上の車が水没したという。女性職員の車も同様で、「水が引き、見に行ったら、車内から異様な悪臭がした」。今も庁舎周辺に舞う砂ぼこりが、濁流のすさまじさを物語っていた。



~転載以上~



猫ちゃんはどうなってしまったのでしょうか、心配です。


先日ご紹介したCAPINさんの記事でも、ヘリで救助される際にワンちゃんは連れて行けないと言われ、置いていかざるを得なかったという方がいらっしゃいましたね。。


屋根の上からワンちゃんと一緒に救助されたご夫婦の映像に目頭の熱くなる思いがしましたが、この件について批判の声が上がったり、救助の際に動物が拒まれてしまう…改めて、日本は後進国だなという思いがします。

欧米では、一緒に避難することや動物も救助するのは当たり前のところが多いようです。災害が発生した時点で、無線やニュースでペットとの同行避難を呼びかけたりします。



人命優先はあるでしょうが、動物たちは、被災者の方にとって愛する大切な家族であり、娘・息子です。

置いて避難するなど考えられません。


福島原発事故では、置き去りになってしまった数多くの動物たちが餓死や共食いで命を失い、帰宅した飼い主さんが悲しみに暮れ、自責の念に苦しまれ、癒えない傷を負われました、


二度と、このようなことを繰り返してはいけません。

動物たちを救うことは、被災者の方の心を救うことです。


環境省が策定した、災害時の同行避難のガイドラインをもっともっと浸透させ、飼い主さんが安心して愛する動物と避難できる体制を整える必要があるのではないでしょうか。