22歳。子どもの人生の上で、節目になる年齢の一つです。

 

令和4年12月に文科省が公表した 「令和4年度学校基本調査(確定値)」によると、高校を卒業して、高等教育機関(大学学部・短大入学者、高専4年生、専門学校入学者)への進学率は、83.8%。18歳人口のうちの8割以上が「学生」ということです。そのうち、大学(学部)への進学率は56.6%。大学(学部)卒業生の進学率は10.3%。この割合は、大学や学部により大きく異なりますが・・・、全体としてみると、学部卒業生の1割程度にすぎません。この統計の「進学」は、必ずしも「大学院」に限定されていませんが、その大部分は「大学院」だと考えられます。高校卒業時の学部進学率が、56.6%で、学部卒業生の進学率が10.3なので、大雑把に計算すると大学院進学者は、22歳人口の5%程度ということになります。

 

 

郁大学は、学部入学生数と大学院入学生数の差が少なく、周りでも進学した人が多いのですが、やはり、社会全体から見れば少数派。大学は、決して授業料等の納入金だけで成り立っているわけではなく、国からの運営交付金(元をただせば、「税金」)で成り立っています(特に国立大学法人の場合は・・・)。郁は、あと数年、この恩恵を受けながら「学生」をやります。もちろん、やりたいことがあって進学したのですから、やりたいことをしっかりやり遂げるのが一番ですが、将来的には、その結果をきちんと社会に還元してほしいと思っています。