こんにちは。
小学校教員のさくらです。

3月。年度の終わりですね。

この時期、教員は血反吐を吐きそうなくらい忙しいんです_| ̄|○

まずは通知表。
総合所見に加え、特別活動の記録、総合的な学習の時間の記録、道徳所見、外国語所見と、文章書く欄が5箇所!
1人あたり500文字くらい…

クラス全員でざっと15000字。

締め切りに追われた作家さんのような状況となります。


そして次に要録。
これまた通知表と同じ項目を、年間のものとして書くんです。
項目同じだけど、年間の記録なので内容は変わる…。
そして文末表現も、通知表は敬体で書くけど、要録は常体。
めっちゃ苦しい…。


そして学級解体の学年はクラス替え。
今回はこの『クラス替え』のお話です。

私の学校でも、クラス編成をぼちぼち始めました。
まずやることは、クラス全員の学習レベル、運動レベル、生活面の状況、リーダー性、そして備考欄。

この備考欄がしんどいやつ。
過去の申し送り事項だったり、友達関係のトラブルだったり、家庭状況だったり、配慮事項を書きます。

『〇〇さんとは違うクラスにしてほしい』やら、『□□さんと同じクラスにしてほしい』やら、結構あるんですよね。

そんなクラス数もないのに無理でしょー!!ってレベル。

親としては子どもを守りたい、子どもに気持ちよく学校に行ってほしいって思いで伝えてくるんだろうけど…
 でもさ、世の中いろんな人がいて、色んな人とこれからそれなりに付き合っていくスキルを学ばせるのが学校だと思うんだ。

それを『守りたい』って思いで学びを奪ってるってことには気づいてもらえないんだよね…。

しかも『1年生の時にトラブルがあったから別のクラスにする』なんて、大昔のことを申し送り事項として入っている。

成長して、もうその子とも悪い関係じゃないのに『申し送り事項だから』という理由で配慮。

だって学校は親のクレームが1番怖いから。

そういうのがたくさんあれば、クラス編成なんて無理なんだよぉ〜!!!

学習レベルやリーダー性、運動レベル、ピアノが弾けるかどうかなんてことまでどのクラスも同じくらいにし、更に『落ち着きがない子』や、『配慮が必要な子』をばらけさせて担任の負担を平均化する…ってところまでやっていくと、もはやムリゲー_| ̄|○_| ̄|○_| ̄|○


まずは自分のクラスを分ける。
それから他のクラスの分けたものとくっつける。
それから色んな配慮事項を調整。
そして学力やリーダー性、児童会役員や運動面、ピアノ、行動面、誕生日月、家庭環境…ありとあらゆるものをなるべく平均化する様に組み直し、クラス間でトレード。

最後見直して『おしまい』って流れ。


これだけ気を遣ってやっても、実際蓋開けてみたら問題って多発するんだよなぁ…。


うちのクラスの子たち、
『クラス替えやだよぉ。このままのクラスで、このままさくら先生が担任で、卒業まで行きたいよ』
と言ってくれています。

こんな労力かけてまでクラス替えしなくてもよくない?って気持ちになっちゃいます。

うちのクラスにも色んな問題を抱えている子たちがたくさんいるけれど、担任としては一人一人に合わせて行動していればそんなに大変じゃないし。

でもよそのクラスは大変らしい…

だからクラス替え必要なのね…


『さくら先生のクラスの大変な子は?』
と聞かれ、
『誰もそんなに大変じゃないですけど』
ってサラッと答えたら叱られたし(笑)

『来年度は大変なクラス持ちなさい』って。

別にいいよ(笑)どの子でも。どのクラスでも(笑)


教員の仕事で、子どもに関わることで『大変で嫌だ』って思うことはないから。

嫌なのはむしろ『職員室の大人と関わる仕事』だから(笑)


さ、これから1番嫌な年度末の『卒業式の後の食事会』やら、『送別会』やらの幹事の仕事が待っています。

これ、教員免許なくてもできますよね?
教員免許なくてもできる仕事は致しません。

ドクターXの大門未知子みたいに言いたいなぁ…


おしまい