これは私の出産に関する記録日記のその2です。
出産感想文です。

いくつかに分かれている
なっがい日記です。

途中、
表現がリアルだったり
具体的な内容だったりします。

私が思ったことを個人的見解で
勝手に書いているので、
ああ、こういう人もいるのね~位に
軽く見てください。

これから出産されるのに
余計な情報を入れたくない方や、
出産に夢を抱いておきたい方、
あと、
女性に夢を持っておきたい男性は

どうぞ違う日のアホ日記で
お楽しみいただければと思います☆



◆その1はコチラ↓












『私、安産できると思うよ~(^^)♪』

周囲にはそう言っていた妊娠9ヶ月目の私。

何を根拠に・・・と今なら思う。

LDRに移って数分。
部屋にあるソファーで過ごす。
でも
痛みの波が来ると
もうどうにもならず、
座っていることもままならず
床に額をつけてうずくまる。
(どっかの宗教の礼拝のようだ)

出入りする助産師さんが
色々用意しながら見ていて
なぜか私は「すみません。。。」と謝った。
何か人の家でふざけた格好をしているような気分になったんだと思う(笑)
助産師さんは
「いいのよー好きな格好でいるのが良いのよ」と
笑っていた。

病院の昼食は旦那君に食べてもらった。
体力はつけなくてはいけないんだろうけど、
もうそんな余裕がなかった。

朝の段階で
昼までには生まれる、と言われた『昼』は
痛みを耐えるだけで
過ぎ去っていってしまった。

2時間に1回ほど
助産師さんが様子を見に来る。
その都度ベッド上で足を開き、
子宮口の開きをチェックして
出血の処理をして
ナプキンを替えてくれる。

自分が赤ちゃんだった頃はともかく
大人になってから
見ず知らずの方に
こんなに下のお世話をしていただくなんて
思わなかった。
年配になってからならわかるけど
こんなに早く。。。

でも
もう、そんなことはどうでも良いのだ。

とりあえず痛い。
定期的に痛い。
どうやら2分おきの波になっているらしく
旦那君はもう少しだから、頑張ろう!と
一生懸命励ましてくれてる。

助産師さんが言うには
髪の毛が見えているらしい。

外の待合室では妹のナナコが
1月5日の15時に生まれないかな~♪と
呑気なことを言っていると母が言っていた。

やっぱりまたソファーへ行きたくなって
ベッドから下りてソファーへ座る。
動いたからか波が激しくなってきて
我慢していた声が
『う"う"う"~~(>_<川)』と漏れ、
旦那君にしがみつくような形で耐える。

また部屋に入ってきた助産師さんが
苦しんでいる私の肛門付近に
布に入った野球ボールを押し当ててきた。
痛みの波に合わせて
ぎゅううううーーー!!!っと!

噂には聞いていたけれど
これがかなり効く!

恥ずかしいけど、効くのだ!
ぶっちゃけ痛みから逃してくれるのなら
なんでもしてほしい思った。

陣痛は受け入れて~そのまま出産へ!!

という流れなるかと思っていた私にとって
陣痛逃しちゃっていいの?
という不思議な気持ちにもなったり。


要するに

赤ちゃんが出てきても大丈夫な大きさまで子宮口が開かないと
最悪な状態にオマタが裂けたり
赤ちゃんが苦しくなっちゃって、
途中で出てこられなくなったりするわけで。


タイミングを見計らうために
すぐには出さず
序盤~中盤の陣痛は「逃す」のですよね。

頭できちんと理解できてないうちに
出産ってなってたら

パニックになるんだろうなぁ。

そんなことを頭の隅で考えながら
痛みに耐える。


今の状態を痛みレベルでいうなら
レベル4位。

この時は
レベル8位に思える痛み。

実はレベル4。


後半に来るビッグウェーブに比べたら


小波も良いとこ。


だけど
朝早く、夜中から耐えて来た私にとって
一番の敵が現れた。



睡魔!!!



せっかく朝食を食べて
パワーをつけたにも関わらず吐き戻し、

脱け殻の状態で痛みに耐え、

疲れたところに午後2:00過ぎの睡魔!!


.....寝るよね。



どんなに痛くったって
眠いもんは眠い。


人間のフツーの摂理であって。
陣痛中だって人間眠れるんだ。



「寝ちゃだめだーー!!!寝ないでーー!!」


旦那が必死に起こす。


「眠いんだよーう(T△T)寝たいー」


「眠くなっちゃった~?陣痛ちょっと遠退いちゃってるね~f(^^;」

部屋の外で赤ちゃんの心音や張り具合を
機械で見ていたと思われる助産師さんが慌てて入ってきた。


「じゃあちょっとベッドへ移って、子宮口チェックしようか~」


もうこのあたりから意識が朦朧。


でも

子宮口チェックって痛いの。


痛みの波と波の間にやってくれるけど、


ぐいっと指で拡げられて赤ちゃんの頭がどのくらい降りてきてるかをチェックしているって感じ。


妊娠後期の最後の最後でやる
あのグリグリ内診。


あれの倍痛い。
助産師さんは女性だけど
女性だからこそ容赦ない。


きっと陣痛促進効果もあるんでしょう。


また痛みの波が来て、
耐え忍ぶ時間が開始。


陣痛間隔6分から

やりなおーし。(´Д`|||)


モウヤダーーーー!!!!



「いつ終わるの.....(T△T)」


本当に、
心底終わりが見えなくて

絶望的な気持ちになっていた。


隣の部屋にも陣痛で苦しむ声が聞こえる。

でも
赤ちゃんの泣き声が聞こえて
部屋の外がバタバタとして、

数十分経つと静かになる。



そんなのを意識の向こうで
3回位感じて



私だけが産めない

私は赤ちゃんに
お母さんと認められてないんじゃないか
だから産めないんじゃないか


痛みに必死に耐えてるけど

出てきてもらえない

会えない


痛みが、辛さが、
ネガティブ思考に繋がってきてしまって

なんだか泣けてきてしまう。



今思うと

旦那だけの立ち会いだったら
多分感情もなにもかもさらけ出して
思いっきり泣けたし
痛い痛いと叫べたのに。


なぜか実母も部屋に入ってきていたため


泣けない。叫べない。

耐え忍ぶだけの時間が過ぎていっていた。

正直、

これが辛かった。。。



バースプランという
産むときにどんな風に産みたいか、産院側がリクエストを聞いてくれるシステムがあり、事前にアンケートのような用紙に
「旦那と妹以外は入室してほしくない
特に実母」と記入したにも関わらず、
助産師さんが入室させてしまうというミスが生じていた。


私は両親に「甘える(感情をさらけ出す)」という事がとても苦手なタイプで、
他人よりも気を使う相手

それが実の親。

人によって様々だけど


私は本当にそれが嫌だったのに。


これから産む方、



立ち会いの確認だけは
事前に、念入りにした方がいいです。


人生最大のピンチに直面する時、

なりふり構っていられないのに

人に気を使う事のしんどさ。


怒りにも変わる感情。

本当に辛いです。


バースプランは
確実にチェックしてもらっらた方が
いいです。


年数がたつにつれて
その後悔や怒りは
濃く深くなっていってしまう
ものですから.....


そんなイライラした状態で
痛みに耐え忍ぶ時間が5時間過ぎて、

大した進みもなく

20:00。


促進剤投入の指示。


あらかじめ確保しておいた点滴の管から
促進剤を入れる。

もう耐える体力も限界に近くて
それは赤ちゃんもおなじで、
母子ともにかなり弱っていたから。


今日中に産みたいですよね~?と
助産師さんが声かけてくれて。


「はい~(T△T)」と答えつつも


今日中に産めない可能性もあるのか.....と
またネガティブになる。


今更ながら
無痛にすれば良かったと後悔もしたり。


いや、経験が大事!!
人生経験こそがネタ!!!

そう奮い立たせたり。(笑)



陣痛促進剤を入れると

びっくりするくらいの痛みが来た。


子宮を収縮させる効果のある薬。



今までの比じゃない。


痛い~つらい~


とすら言えない。


言葉がでない。



唸るのが精一杯。


こんな自分が出てくるのかと
頭の隅でびっくりする。


でも

これで赤ちゃんに会える

会えるんだ!

そう確信するレベルの痛みが来る。



でもまだまだ
レベル7。


21:00


22:00


促進剤は3回投入されたらしい。


意識が朦朧とするなか



やっと子宮口全開大。



周りが慌ただしくなってきて


さっきまでベッドだった形が
自動で動き形を変え


分娩台に変形。


掴まる取手が出てきたり
足を乗せる台が出てきたり。



やっと産める(TT)


もうこれ以上の痛みを
これ以上長い時間
耐えられる気がしなかった。



最低限の体力なのに
最大の痛み。


レベル9。


ソフロロジーってなんだっけ?

呼吸ってなんだっけ?


流れてるソフロロジーのこのオルゴール。
一体何百回リピートしてたんだろう?

もう一生聞くもんか。


足を乗せたベッドの下の方が
ガーーっと音をたてて上がり、

手術に使うであろう照明が付き、

私の腰の下には防水シートが敷かれる。


スタッフの手際はさすがに早かった。


しかし、1つ不思議だった。


足の間に見えるのは
確実に一番若い助産師さん。

きっと未婚。お子さんなし。

先生らしき術服を着ている人は
後ろの方で腕を組んで
壁に寄りかかってる。



.....ん?



取り上げてくれるのは
どうやら助産師さんらしい。


よくここの誰々先生に
取り上げて貰って󾬇という話を聞くけども
実際は違うんだ。


助産師さんが取り上げて

後処置を先生がする。



そう言う仕組みかーーー!(>o<")
←MAX痛い中でお産の担当の
仕組みを知る私。


もうこの際
産めればなんでもいいんだけどさ!


出さなきゃ終わらない!


終わりたい!



出産は便秘みたいなもんだ。

誰かが言ってたな!
誰だっけ!(どうでもいい)



頭の後ろの方では
旦那が三脚にビデオをセット。


そこじゃちょっと遠いんじゃないの.....?


でも場所の指示なんかできる余裕はない。
て言うか

もうビデオとかいいから横にいて。
お母さんどっか行って。
背中さすらないで
頭さわらないで(TT)



ザバーっと

生ぬるい水が足の間から流れて
破水だとわかる。


何か切られた音がする。



でも全然痛くない。


麻酔もしてないのに


痛くないのよ会陰切開。


出産前は
これが一番怖かったのに


痛みの限界バーが完全に上がってる。


「次に痛みが来たら
いきんでいいよーーー!
呼吸はフーーーーー!だよ!
目は開けてて!」




待ってました!


痛みの波が来る。


私、渾身の

フーーーーーーー!!!!!




続く!(笑)