近況。
引越先の街が結構面白いという話。
第3回も前回の観光のつづき、銭湯、地域本、JR山線。
JW関係の話は基本ありません。
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最近、太平洋岸から日本海側に引っ越しました。
今のところ、けっこう、気に入ってます。
冬の日本海も美しい。
(第1回)
(冬、というよりは先日、春先の写真だけど。)
半分埋め立てられたけど、そこそこ観光地になっている運河、
そこを観光している途中でした。
(第2回)
この時、たまたま『雪あかりの道』イベントが行われていた。
街中あっちこっちにアイスキャンドル。
なお、このイベント名は小樽(塩谷)の詩人・伊藤整の著作によるという。
へぇ~。知らんな、そんなやつ。
ちなみにうp主の再就職先は建設会社なので、恐る恐るその頃を知る先輩に「運河の埋め立てにうちの会社も関わっていますか?」と聞いたら、先輩曰く「うん、関わってるよ。・・・ああ、30社ぐらい関係しているんだよ。D成建設とか大手が中心にやってたのね」とか言ってましたね。
へぇ~。
時間が遅かったのでうp主は見ていないけど、美術館群もできた。
石造り倉庫を再利用して近隣3館ぐらいが美術館になっているらしい。
先の写真の旧拓銀も美術館になっている。
お土産売り場は開いていた。
この街のガラス細工も結構有名らしい。
昔の漁網の浮きはガラス製。
で、それから始まったこの街のガラス工芸なんだとか。
運河に戻る。
けっこう楽しそうです。
日本人は2割もいないか?
日本人、何処にいる?
日本人がいるのはイーオンの総菜・弁当売り場。
半額になる時間にはザーッと寄り集まってくる(→ 私もその中)。
そして店員のお兄さんが半額シールを貼り終えたころには、蜘蛛の子散らすように。
観光に来ている外国人と比べれば、日本人、断然、ビンボーです。
なんかね。
写真の文字は
「かなしきは小樽の町よ 歌うことなき人々の 声の荒さよ」
石川啄木『一握の砂』から。
この作品を見て一瞬、小樽人の自虐か?と思ったけど、
どうもそうでもないらしい。
啄木も当時のこの街の活気と力強さに感銘を受けていたようだ。
でも、ま、なんか、趣があるっていうか、味があるっていうか、異界に誘われるっていうか、何だかいい感じです。
これは郵便局の横。ろうそくをともす局員さんに最近氷が解けるぐらい暖かくて大変だね~と声をかけると、そうなんですよね~と、ちょっと苦笑いしながら、それでも楽しそうに火をともしていました。
広場でも。
引っ越してきたばかりの時、買い物に行ったスーパーの近くでも。
なかなかいい感じ。
官製というよりは、市民手作りのイベントらしい。
少し離れた場所のとある小学校前でも。
来年はボクもやろうかな。
自分ちで?
半限界集落にあるけど。。。
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駅~運河周辺は徒歩でめぐれるコンパクトな感じが、
また観光にいいのかもしれない。
レトロな建物・産業遺産の作る街並み、
博物館、美術館、文学館、資料館、
そしてスイーツ、お酒、お土産。
バスや車でちょっと足を延ばせば、水族館、スキー場、
花や紅葉がきれいな公園に、そして大自然も楽しめる。
隣町にはNHK朝ドラで出てきたウイスキー工場もあって、見学後は試飲!!
北海道最古の銭湯は残念ながら廃業してしまったけど、
実は、昭和レトロな銭湯もまだまだ数件残っていて、
”銭湯王国”とでも言えそうな街でもあるんです。
神仏湯温泉。名前がいい??(笑)
でも、ここも「雪あかりの道」か。
一応、温泉銭湯。
490円だったか。
小さな石鹸はカタカタ鳴りませんでしたが、
けっこう気持ちよかった。
・・・・・・
この地域について、ある住民は言う。
ここは何にもないけど、何でもある所です。
確かに。。。
そんな矛盾が、またこの街の魅力なのか。
ひょっとすると物事の表面だけしか見ない人には、
この街の魅力はわからないのではないか?
その魅力は一言では言い表せない。
だからか、街に関する本がたくさん出ている。
まだ読み始めたばっかりだけど、
けっこう感動する。
今読んでいるのは、「おたる案内人 検定公式公式テキストブック」
自分も来年は「1級」を取ろうと思っている。
取ってどう、ってことはないけど。(市内博物館等の入場料が無料になるぐらい)
他にも「小樽学」とかいう月間誌も含めて、いろいろ発行されている。
もちろん、このブログのレベルを超えている。
この街の文化力、高い。
妙に地元愛が強い市民が多いのか?
市民の力で小樽運河を守った自負と成功体験があるからか?
ともかくけっこう文化的・行動的だ。
三方を山に囲まれた自然豊かな坂と港の街。
もちろん、他の地方都市が抱える様々な問題も共通してこの街も抱えている。
例えば少子高齢化、人口減少は言うまでもない。H25~H29の合計特殊出生率は日本平均の1.43、北海道平均の1.30に対して、この街はさらに下回る1.18。
どうすんじゃい?
また北海道新幹線が開通すれば、
並行在来線(通称、山線)はバス転換して廃止の予定。
だが最近、運転士不足でバス会社が首を縦に振らない事態が発生。
地域交通、どうする?
(函館本線、通称「山線」部分)
ま、でも、この街、
なかなかいいかも。
(記事の終わり)