日本のエホバの証人の会衆数(アップデート)2023年です。

 

頑張って、ほぼ二千字にできました。

ただしグラフは一枚のみ。

 

最後に一枚、花の写真を入れました。(ネバリノギク?)

 

・・・・

 

日本支部では2017~18年度あたりから再度、会衆数を(故意に)減らしており、2022年度は、66会衆の閉鎖統合、それに伴い王国会館は20~30件の売出? かつ巡回区も4つ程度減少、すなわち巡回監督も4人程度減少のはずでしたが…

 

一方、2023年度は削減会衆が5つのみ

1会衆当たりの伝道者数も前年比+0.2人/会衆ほぼ変化なし巡回監督の削減や王国会館物件の新規売出しも、ほぼなかったと思われます

 

日本全体、肌感覚ではどうでしょうか?

”日本戦線異状なし”的な感じでしょうか。

(← 毎年どっかであの映画に言及するよね。)

 

では、グラフ。

 

 

初めてアクセスされる方もいると思いますんで、数年来書き続けていることも含めて、以下、目立った点(?)及び来年度の予測を箇条書きで。

 

【グラフ概要】

・青線=会衆数の推移

 → 右肩下がり → 会衆削減中(再編成・合併)(2023年は5会衆のみ)

  = ① 巡回区・巡回監督の削減 → 人件費削減中

  = ② 会衆ポスト(※)の総数減少 → 不適切人材(問題長老)をポストから排除

  = ③ 不使用王国会館の増加 → 不動産販売 → 収益化・維持経費削減

 

 → 2024奉仕年度の予測(会衆数)は?

 → 2,840 前後と推定(数年間の削減傾向から48会衆削減と推定

(2023年は削減数が5会衆のみだったが、2024年は2022年同様に大幅削減か?)

 

※ 会衆ポスト=長老の主要なポスト(調整者とか、奉仕監督とか、書記とか)

 これらのポスト、今でも、あるのかな?

 

・赤線=1会衆当たりの平均伝道者数の推移

 → 右肩上がり → 会衆の合併・大型化(※)(2023年は+0.2人/会衆のみ)

  = ④ 信者間の相互支援が容易(衰退にブレーキ)

  = ⑤ 成員が多い方が楽しいよ(衰退隠蔽) 

  = ⑥ 集会に行くのが大変になるよ(遠距離通勤?はZOOMで対応?)
 

※ 会衆の合併・大型化は各先進国で進められているよう。年+1.0人/会衆の割合で大型化。

 

2024奉仕年度の予測(1会衆当たりの平均伝道者数)は?

 → 2024年の平均伝道者数を213,700と仮定すると(前回の記事から)

 → 75.2 人/会衆(=217,300人 ÷ 2,840会衆)

 

この予測は、2021年から年+1.0人/会衆の増加と考えれば2024年は75.0になるはずなので、まあ妥当か。

 

ただ75.2は少々大きめな値なので、ひょっとすると削減会衆数を38程度に調整し、会衆数が+10の2,850となり、結果、75.0人/会衆になるかも。

 

 

ま、どうなってもいいんだけど。

単なる”カルト”、単なる”社会病理”の一側面ですから。

 

 

【エホバの証人を知るとは?】

ただ、そんな公式に支部も「弱小」と認めた、ちんけな存在であっても、

それをまじめに知ろうとすると、実に”底なし”の感覚に襲われちゃう。

 

というのもこの10年程、自分なりに「エホバの証人とは何だったのか」という問いに対面してきたつもりだけど、その問いは実に宗教とは何か、社会とは何か、歴史とは何か、ひいては人間とは何か、そんな問いにつながってる感じ。

 

 

あぁ、オレ一人じゃ、趣味の範囲じゃ、扱いきれないよ。

 

 

だいたい、なんでオレが真面目に日本文学史を勉強したりするんだよ。

しかも、それがJW分析のためというんだから。

おれ、アタマ、おかしくなったんじゃないか?

 

 

いえ、狂ってません!

 

 

近現代日本におけるキリスト教およびJWの伝搬を考える際には、どうしても”日本国民”の国民性を考えなければいけないんです。で、国民性が一番よく表れているものは?・・・と考えて、日本文学を学ぶ必要に駆られたわけです。

 

結果として、このアイデアは、大ヒットでした、自分の中では。

いや、ウソだと思うなら、次の本の序論「日本文学の特徴について」を読んでみてくださいよ。実際ボクは感動のあまりノートとりながら3回読み直しました。

 

スゴイ本です。

 

自分、序論のあとはまだ読んでないけどさ。(-_-;)

 

ま、言いたいことは、エホバの証人がちんけな(=弱小な)宗教組織であっても、それを本当に知るのは、えらい大変、ってこと。

 

 

【論考】

2024年度38会衆の削減(少なめの予測)=2巡回区の削減=巡回監督2ポスト削減。

 

この2ポストは、ま、巡回監督の自然減(老齢とか病気とか家族の世話とか)でたぶん埋め合わせられる数でしょう。

 

というのも現在、日本には160人程度の巡回監督がいるでしょうか?

(2,888会衆÷巡回監督担当会衆18として計算)

であれば、1%が自然減としても1.6人、まあ2人ぐらいは降りるんじゃないかな?

 

なので、オレ、クビにならないかな?と心配している巡回監督は、まあご安心ください。大丈夫。たぶん。2024年はね。

 

加えて新たに巡回監督になりたいおっさん達には、まあ、新しいポストがあるかもしれませんね。ただ(前回の)グラフを見てわかるとおり、あと20年もすれば成員半減時代=巡回監督半減時代。なので先行きはあまり明るくないですが。

 

ま、3世世代は実数自体が少ないので、2世世代よりは”カルト”内での出世機会が大きいでしょうか?

 

 

データさえあれば、きちっと定量的に予測できるんですけどね。

 

 

でも、ま、どうでもいいんですけど。”カルト”管理職の話なんて。

 

 

【編集後記】

一方、日本全体を見渡せば、”人口爆縮時代”に入りつつあるようです。

特にボクの住んでる田舎は「働いてくれる人がいない!」状態。

どこもかしこもそんな感じ。

 

 

は?

 

 

何か違わないか?

 

 

 

ネバリノギクかな? 8月末 むかわ町

酷暑の今年、たくさん咲いていました。

 

(記事の終わり)