みなさんこんにちは。昨晩わたし、春も近くなってきたんで、冷蔵庫に眠っていた酒粕300gを取り出して甘酒1.2Lを作り、ゴク飲みしてしまいました。本みりんを入れると、とってもおいしかったです。

 

しかし、あの糖分は、いったいどこへ行ってしまうんでしょうか?

 

(あんたのハラ回りだよ!)

 

はい。 自分の健康が心配です。

 

 

 

さて、今回は久々、ピュー・リサーチ・センターのデータからグラフを作りました。

 

米国における「信仰の次世代継承率」、各宗教同士で比較したものです。

 

米国のエホバの証人の子どもたち、2世、3世・・・は、親の信仰を引き継がない割合が、米国各宗教の中で一番高いことが分かりました。

 

そしてJWの子どもたちは、宗教的関心や至高者への信仰を失う率も一番大きいようです(仏教は除く)。

 

 

これはエホバの証人の子どもたちが、米国内でも特に不幸な状況に置かれていることの証拠なのかもしれません。

 

 

では、ご覧ください。

 

 

 

縦軸は子ども時代に属していた宗教です。

 

「子ども時代と同じ」割合(青色部分)が高い順に並べました。

 

(もくじ)

1. 宗教分類について

2. エホバの証人の特徴2点

3. 「福音派」と「無宗派」層が健闘!

4. プロテスタントの宗派グループごとに見た信仰継承率

   (コラム-グラフからC.T.ラッセルのライフ・ストーリー再構築の試み)

5. (論考)なぜJWの子どもたちの信仰継承率が、米国内最低なのか?

6. まとめ

7. データ元

8. 参考ページ

 

ああ、長がい。

つかれたよぉ。あぁ。

でも、アクセス、ありがとうございました!

 

最後のおまけ写真は、小樽、ルタオ本店で買ったソフトクリームです。

 

そこまで全部読むと7,000字近くなりますから、ここ以降は全部すっ飛ばして、最後のソフトの写真だけ見てくださいww!

 

1.宗教分類について

宗教分類のうち、プロテスタントが「福音派」「主流派」「歴史的黒人」の三つに分けられています。

「福音派」「主流派」というのは、どっかの教派・教会の名前ではなくて、個人の信仰の傾向を表しています。例えば同じルーテル教会の信者であったとしても、自分は「福音派」かな、自分は「主流派」かな、と分類されるわけです。

 

個人的独断と偏見でざっくり言いますけど、「福音派」は「福音主義」を奉じているようですが、まあ「聖書原理主義」だよな。「主流派」は「自由主義神学」、つまりは科学を重視しますって感じかな。エホバの証人は「聖書原理主義」の中から出てきたと言っていいと思います。

 

また上の分類の「無宗派」は、「オレはどこにも属してないよ」とか、「オレは無神論さっ!」とかいろいろです。

 

さて、宗教分類を見ると、ヒンズー教、仏教、無宗派以外は全部一神教と言っていい感じですよね。さすが米国です。日本で同様の調査を行えば、ちょっと変わってきて、絶対「学会さん」を入れないといけないでしょうね。

 

2.エホバの証人の特徴2点

JWは、信仰の次世代継承率が、34%で米国内最低ですよね。

 

・・・・・・

 

しかも、あれだけ「ハルマゲドンが近い」「この組織を離れたら滅ぼされる」「絶対不幸になる」「この組織の外には邪悪な人々しかいない」と常々脅されて育てられていながら、この34%という最低の数字ですからね。脅されていなかったら、もっと下がっているかもしれませんね。

 

 

で、離れた人がどこに行っているかというと、

 

一番多いのが「無宗派」35%

 

 

JWの子ども達は、信仰を離れて「無宗派」になる人が、米国内で一番多いんですよ(仏教は米国においては特殊なので、仏教を除けばですが)。

 

JWの子どもたちは、宗教的によっぽど嫌な経験をしているのかもしれません。

 

宗教組織、ひいては至高者への信仰ももう結構って方が結構いらっしゃるのではないでしょうか。


まあ、日本においても「JWを救おう」とか言って活動されているプロテスタント系の教会もありますが、この35%は、JWで育ったがゆえに至高者とイエスキリストへの信仰を失ったと言っていいんでしょうから、まあ、残念がってJW救出に熱心になるのも分かりますよね。

 

またJW信仰を失った黒人2世さんには、「歴史的黒人プロテスタント」に受け皿があると言っていいんでしょうかね。こちらに移ったJWの8%ポイントは、他の宗派での状況と比べると一番高いです。(次点は「無宗派」から「歴史的黒人プロテスタント」への4%ポイント。)これもJWの特徴です。

 

JWで育って残った方34%に対して、他のキリスト教会に移った方の割合は合計28%。

 

内訳は、まあ、見てのとおり、キリスト教内で言えば移転先は「福音派」が割と多いんですね。 

 

だって両者、けっこう似てますからね。

 

3.「福音派」と「無宗派」層が健闘!

少し話がそれますが、各宗教をやめてどの宗教に移っているのか、その最大派閥(?)は何か?

 

グラフを見ると分かります。

 

① 「無宗派」の大伸張

 

各宗教から一番多く人々を吸い寄せているのが、「無宗派」です。

 

まあ、この時代に聖書がどうとか、ハルマゲドンがどうとか言われても、困っちゃいますよね。

ハラリさんの「サピエンス全史」でも読んでいる方が面白いですもん。

私も(1世ですけど)出塔後、今のところはここに分類されてます。

 

米国では特に若い人に「無宗派」層が増えているそうです。

 

 

② 「福音派」も健闘

 

次に人々を引き寄せているのが、グラフの赤い部分の「福音派」です。


特に「主流派プロテスタント」「無宗派」で育った子供たちの19%ポイント、実にそれぞれ5人に1人がこの「福音派」に引き寄せられています。

 

しかしなぜ人々は聖書原理主義的な「福音派」に引き寄せられているのか?

 

米国では、「科学教育」が失敗しているからなのか?

 

 

違うでしょう。(←お前の国の科学教育はどうなんだって言われそうですが。)

 

 

でも、「無宗派」で育った自分には、思い当たるところがあります。

 

 

「福音派」が伸張しているのは、たぶん、「気持ちいい」からなんです。

 

 

は?

 

 

人の心って、けっこう空っぽで、何かで満たしてあげる必要があります。

 

自分の人生があんまりうまくいってないように感じる時、「ボクの人生って何なんだろう」「幸せになるにはどうしたらいいんだろう」「生きる意味って、何なん?」、心が空っぽになった感じで、そんなふうにふと思っちゃったりすることって、ありますよね。

 

「無宗派」とか「主流派プロテスタント」からは、そういったことに対して十分な回答が与えられてません。(たぶん)

 

一方、「福音派」は結構そういうの、得意ですよね。たぶん。

だって、「福音派」もJWと同じく「聖書原理主義」から派生してますからね。

JW(特に1世)の皆さんなら、きっとわかると思います。

 

聖書から自信ありげに説かれて、新たな世界観と価値観を示されて、「あなたはこの素晴らしい目的のために生きるべきなんだよ」「一緒により良い人になりましょう」「より幸せになりましょう」みたいな感じで来られると、心が空っぽで弱っている時って、コロッと行っちゃいかねないんですよね。

 

そう。 聖書原理主義って、空っぽの心には「気持ちいい」んです。

 

はい、そんな感じで、米国「福音派」はこの科学の時代にあっても教勢を保っております。たぶん。

 

そして私は人生を棒に振りました。はい。

 

4.プロテスタントの宗派グループごとに見た場合の信仰継承率

おまけです。

プロテスタント内部だけで見てみたグラフです。


信仰継承率の高い順に並べています。

 

エホバの証人(35%)より低い宗派はありますか?

 

 

JWに関連して、二点。

 

① 改革派(34%)、長老派(34%)、ホーリネス(32%)は、会衆派(31%)がJW(35%)以下になっていますけど、一点注意

 

プロテスタントのある宗派から別のプロテスタント宗派に移ることは、一般にJWが他の宗教に移るほど、難しくないはずです(たぶん、ほとんどの場合ね)。

 

実際にグラフの赤い部分見れば、多くの場合、ただ単に他のプロテスタント宗派グループに移っただけともとれ、JWを離れた人でまま陥る(?)「あ~、もう、宗教こりごり~」的(?)になった人が移るだろう「無宗派」層に移った人は、JWの35%と比べて18~28%で、明白に小さい。

 

 

C.T.ラッセルがJWを立ち上げるまでの宗派遍歴(?)をざっくり、黄色い矢印で入れておきました。

 

資料は「ふれ告げる人々」第5章。

「エホバの証人にまつわる歴史探求ブログ」も参考にしました。

 

宗教2世等の子どもたちの信仰継承率「その宗教の心地よさ」「子どもたちの幸せ度」と、仮に仮定してみて、C.T.ラッセルのライフ・ストーリーを再構築してみました。

 

(コラム-グラフからC.T.ラッセルのライフストーリー 再構築の試み)

これ、仮説です。

ひょっとすると、ラッセル本人に見られたら、なぐられるかもしれません(笑)。

では、アナザー・ストーリー、はじまり、はじまり。

 

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ラッセルは、子どもがあんまり幸せになれない「長老派」(継承率34%)で育てられました。

 

でも、しばらくして「会衆派」(同32%)に移りました。

 

移った理由は、たぶん「より厳しい方が、より正しい」と思ったのかもしれません(この点は更なる確認調査が必要ですが、まあ、よくあるパターンでもありましょう)。

 

しかし、そこも心地よくありませんでした(だって、32%だもの)。しょうがないじゃん。

 

それで信仰を失いかけましたが、ある日、アドベンチスト派(51%)の教えに出会い、魅了され、ここで後のJWの基本教理となるものを得ます。

 

アドベンチスト派は、ラッセルにとってかなり気持ちよくって、宗教誌の編集も手伝ってましたが、とある教理に関して編集長と考えが合わず、結果、自分で宗教誌を発行することにしました。

 

その雑誌では予言とかもして、けっこう自信はあったんですが外れちゃって、ドタバタしているうちに、やがて死にました。

 

その後、ヘンなヤツら(ラザフォードとかFフランズとか)がうまいこと話をすり替えて、しかも「清めの期間」とか言って大変革を行い、この私が始めた聖書冊子販売運動を子どもたちが全然幸せじゃない世界宗教へと変貌(継承率34%)させました。

 

それに、この信仰を継承している子ども達をよく見てみると、全然幸せそうじゃないことが多くって、協会の創始者としては、何ともガッカリです。

 

なんだか問題の多い宗教になっちゃて、ホント、残念だね。

 

(アナザー・ライフ・ストーリー、おしまい)

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5.(論考)なぜJWの子どもたちの信仰継承率が、米国内最低なのか?

一番大事な点です。

JWの子どもたちの信仰継承率が米国内最低な理由は、何ですか?

 

 

 

う~ん。。。。。

 

 

でもこれって、当たり前ですよね。

 

だってJWって、子どもを不幸にする宗教ですもんね。

 

中にいた人なら、知ってますよね、その実情を(日本なんてムチ虐待で最悪でしたよね)。

 

 

 

ん? 反論ある?

 

 

 

もし、あなたが真面目なJW信者なら、是非、反論してください。(←私はそういう人、歓迎よ。)

 

そして私の次の質問に答えてください。

 

 

 

JWが子どもを不幸にする宗教じゃないって言うなら、じゃあJW信仰の次世代継承率は、なんでこんなに低いんですか?

 

 

 

もし、すぐに答えられないなら、是非、このグラフを印刷して長老か巡回監督に敬意をこめて見せて、聞いてください。そして私に理由を教えてくださいね。

 

もし、あなたが現役巡回監督さんなら、是非、支部委員に聞いてみてくださいね。

 

もし現役支部委員なら、(わたしの代わりに)本部・統治体に、こう尋ねてみてください。

 

(初公開版は妙に言葉が汚かったので、改訂しました。)

 

米国JWの子どもたちの、信仰継承率の、この低さはどういう事ですか?

・米国内各宗教と比べて、最低です。全世界に知られたくない、恥ずかしい事態です。

・本国がこういう状況であるのに、ましてや各国支部がうまくやっていけるでしょうか。

・しかもJW教理のお陰で先進国におけるJW出生率は、一般人の出生率を大きく下回っています。ハルマゲドン、ハルマゲドン、って煽って、普通の生活をさせようとしませんでしたからね。

・更に、児童性的虐待裁判の報道やら映画等が出回ったせいで、外部からの信者の補充もぜんぜん期待できなくなりました。JW組織の先行き(たぶんアフリカ以外は)真っ暗闇ではありませんか?

・それなのに統治体の成員が、各国支部委員にはあれこれ文句つけ、バプテスマ数を増やせだの、伝道者数減らすなだの、言うとしたら、もう意味不明です。

・まともにものを考えてらっしゃるのでしょうか?

・説明してください。エホバの証人信仰の次世代継承率が、米国各宗教の中で最低になっている理由を。

・サタンがどうとか、背教者がどうとか、逃げ口上はお控えください。もしそんなこと言うなら、統治体こそ全能の神の祝福が消え去って、サタンに取りつかれてると言われて否定できますか

・信仰とは、見えない実体に対する”納得させる証拠”ヘブライ11:1脚注 *)ですので、証拠でモノを言ってください。

 

(* 「明白な論証」。または,「納得させる証拠」。ギ語,エレンコス; ラ語,アルグーメントゥム。ヨハ 16:8の脚注と比較。)

 

・・・・・・

 

はい。もちろん、こんな内容、尋ねてしまえば、

排斥されかねないから、

聞くのはやめといた方がいいと思いますが。

 

中島さん、ご返答お待ちしております。お会いしたこともないけどね。

 

6.まとめ

エホバの証人の子どもたちの信仰継承率は、米国内宗教の中で最低の34%

 

JWの子どもたちが「組織の外に出たら滅ぼされる」と脅されて育てられているにもかかわらず(子どもの信教の自由を侵害の恐れ濃厚か)、この最低の数字になるのは、「子どもたちがよっぽど不幸、米国内の宗教の中で最も不幸」である証拠と言えるかもしれない。

 

エホバの証人の子どもたちは、大人になって「無宗派」になる割合が(仏教を除いて)一番高い子ども時代、宗教的によっぽど嫌な経験をした可能性がある。

 

「歴史的黒人プロテスタント」へ流入が多い宗教は、「エホバの証人」の8%ポイントが最高で、次に「無宗派」4%が続く。(JWは黒人人口が多いですからね。)

 

・ 米国では「無宗派」層が躍進中、「福音派」も健闘していますが、子どもたちの信仰継承の側面からもそれが分かります。

 

・ C.T.ラッセルのライフストーリーは、仮説ですけど、グラフで辿ってみるとそういう見方もできて、面白いかと思います。(← そ~か?)

 

そんなところでしょうかね。

 

データ元:

データはこのページからです。

Pew Reserch Center

 

 

参考ページ:

・「ふれ告げる人々」第5章

https://wol.jw.org/ja/wol/d/r7/lp-j/1101993006

 

・エホバの証人に関する歴史探求ブログ

 

・ネルソン・H・バーバー(アドベンチスト派) google chromeの翻訳で読めます。

 

アドベンチスト派について

 

教義なんか、JWと瓜二つみたいなものもありますよね。

まあ、JWが真似たんですけどね。

 

・米国内の「福音派」「主流派」について

 

 

 

 

 

(おまけ)

 

小樽、ルタオ本店で買ったソフトクリームです。

 

 

おいしかったよぉ。

(よく見ると、黄色と白のミックス味です。)

また食べたい。

 

ふっふっふっ、見てるだけで幸せ。

 

(記事の終わり)