今回は、ひさしぶりに、完全JW系のお話です。

 

だいぶ以前の記事で、イタリアのエホバの証人がとても多いことを指摘しました。ただ、その時には、理由が私にも実は?で、「イタリア人はラテン系でノリがいいので、JWになっちゃう?」と意味不明なことも書いたぐらいです。

 

しかし、ゆげ塾の「3時間半で国際的常識人になれる ゆげ塾の速修戦後史 欧米編」を読んだところ、イタリアにおいてエホバの証人が多い理由が、ピン!!と来ました(JW統治体ふうに言えば聖霊によって教えられた? 導かれた?)ので、今回は、それを書きます。

 

要約-----

イタリアでエホバの証人が多くなった理由は、第二次世界大戦でイタリアが日独伊三国同盟(1940)から途中で寝返って、連合国側で参戦し、結果、戦勝国となったからです。

 

 

ん・・・・?(笑)

 

 

イタリアは、第二次世界大戦時、枢軸国として参戦したものの、

終戦間際に脱退し、連合国側に寝返って、

実はドイツに宣戦布告、再度参戦しました。

 

(え~、知らなかった!)

 

その結果、イタリアは第二次大戦における戦勝国となり、

そのため戦敗国の日とは異なり、

戦後も国内の政治経済に変化(財閥解体とか土地改革とか)がありませんでした

 

そのためイタリアでは、

それまでの地主制度が温存され、

結果、貧乏人が多く、貧困率が高い状態になりました。

 

そして貧乏人が多くなった結果、イタリアではエホバの証人が増加しました。

なぜならば、貧乏人は社会から排除され・孤立しがちで、

結果、「全世界の兄弟関係よ!」思想・ハルマゲドン思想に共感・共鳴しやすいからです。

 

また、地主制度が温存されたことは、

イタリアに世界的なブランド企業が多いことの理由でもあります。

地主のボンボン(?)が、ブランド品を買うことが出来ます。

 

また、貧乏人が多いことはすなわち、イタリア共産党が西欧世界で最大勢力になった一因でもあります。

なぜならば、貧乏人は社会から排除され・孤立しがちで、

結果、「全世界の労働者よ、団結せよ!」という思想や革命思想に共感・共鳴しやすいので。

 

イタリアにおける「エホバの証人」、「共産党」、「ブランド企業」、

この三つは、戦後の「地主制度温存」というたった一つのことの、

互いに同質で、かつ互いに異なる三つの位格なのです。

 

(・・・イタリアの話題なので、三位一体にかけて表現してみました。大変失礼いたしました。)

--------

 

キーワード: 第2次世界大戦、枢軸国、連合国、戦勝国、地主制度、ブランド品、貧乏人、東西冷戦、右翼・左翼、共産党、カトリック、エホバの証人。

 

あれこれ調べて、裏取りしていたら、またやたらと長くなってしまいました。ごめんなさい。

お時間のある方は、以下どうぞ。

 

 

もくじ

 1.イタリアのJWの現状

  ① 平均伝道者数ランキング(2016奉仕年度)

  ② 伝道者一人当たりの人口数ランキング(2016奉仕年度)

 2.神からの祝福?

 3.イタリアの戦後

  ① 地主制度温存

  ② イタリアのブランド企業

  ③ 大量の貧乏人-高い貧困率

  ④ イタリアの南北格差

 4.イタリア共産党

  ① 戦後の西側最大勢力の共産党

  ② 戦後のイタリアの左翼的政策の結果-低いジニ係数

  ③ イタリアの基本情報から

 コラム「G7+2ヶ国にみる、左翼度・右翼度!」 (新グラフ!)

 5.で、なぜJWエホバの証人も西側最大勢力に?

 6.まとめ

 7.参考図書など

 

1.イタリアのJWの現状

「エホバの証人の年鑑2017」によれば、イタリアのJW・エホバの証人の伝道者数、および国民のJW率も、他国と比べると、非常に高いです。

 

エホバの証人の年鑑から、イタリアの現状を確認します。

 

まず、伝道者数です。

エホバの証人の年鑑2017年によって全210ヶ国中(禁令31か国は1ヶ国と計上)のランキングを調べて、G7(日、米、カナダ、英国、ドイツ、フランス、イタリア)+3(スペイン、韓国、オーストラリア)=先進国でJWが多いトップ10です。

① JW平均伝道者数 世界ランキング(2016奉仕年度)

  国名  JW世界ランキング

① 米国    1位

② イタリア  5位

③ 日本    7位

④ ドイツ   12位

⑤ 英国   16位

⑥ フランス 18位

⑦ カナダ  22位

⑧ スペイン 23位

⑨ 韓国   24位

⑩ オーストラリア 30位

 

となっていて、イタリアは世界第5位、先進国中で第2位です。

アメリカは桁違いなので、除外するとしても、イタリアのJW伝道者の多さが目につきます。

 

② 伝道者一人当たりの人口数ランキング(2016奉仕年度)

伝道者の実数じゃなくって、人口あたりのJW数は、どうでしょうか?

 

JW年鑑でその数が報告されています。

「伝道者一人当たりの人口」です。

ちなみに、ここで言う「伝道者」は「最高伝道者数」であって、「平均伝道者数」ではありません。

 

JWの人口密度の高い国々の最上位部分は、実は、中南米がほとんどで、そこにアフリカや太平洋の島々が、ちらほら入って来ています。しかしこれらの国々は、正直、G7とは関係がありません。

 

そこで、JW先進10大国だけのランキングで

「伝道者一人当たりの人口」を見てみますと、

 

① イタリア     242人

② 米国       263人

③ オーストラリア 359人

④ カナダ      317人

⑤ スペイン     409人

⑥ 英国       471人

⑦ ドイツ      496人

⑧ フランス     501人

⑨ 韓国       505人

⑩ 日本       591人

 

JW伝道者数トップ10の先進国だけで見てみれば、

イタリアは、アメリカを越えて、堂々ナンバー1の伝道者密度です。

 

イタリアは、実数でも多いですが、

JW人口密度で言えば、先進国中、最多のJW密度なんです。

 

・・・と言っても、イタリア人242人中、JWはたったの1人。

241人は非JWなので、JWは社会的に見れば、極めて少数派ですけども。

 

では、イタリアでは、エホバの証人がこんなに多いのは、なぜですか?

 

2.神からの祝福?

こういうJW統治体の議論に、本気で相手をするのもあほらしいのですが、JWではそう教えられているので、一応このブログの読者層を考えれば、この疑問に真面目に取り合う必要があります。

 

まず、統治体の伝統的な定義は、次のようです。

「伝道者数が多い=神からの祝福」

「伝道者の増加数が多い=神からの祝福」

 

例えば、こんなふうに主張しています。

 

*** 塔01 5/15 13ページ 18節 エホバを,その大いなるみ業ゆえに賛美しなさい! ***
最近の「エホバの証人の年鑑」を調べ,報告された王国伝道者の数が10万人からほぼ100万人の国や地域に注目してください。これは,王国を宣べ伝える業にエホバの祝福が注がれている強力な証拠です。

 

しかし以前のブログでもデータを示しましたが、

最近の先進国では多くの場合、

伝道者の増加がストップ or 減少開始、となっています。

 

イタリアも減少開始です。

ちなみに日本は既にそうですが、

アメリカも、もうすぐそうなります。

 

これは、統治体の定義に従えば、

神の呪い、神の呪いの開始

ということになりそうです。

 

統治体が上で言っている「エホバの祝福が注がれている強力な証拠」であるデータは、

実は「エホバの呪いが始まっている強力な証拠」とも言える訳で、

結果、統治体の主張はそもそも自己矛盾、論理破綻、アン・リーズナブル、道理にかなわない。

 

即ち、上からの知恵ではない、

JW的にも、間違ってる、となるわけです。

なので、JW統治体の主張は、無意味です。

 

もちろん、統治体の主張自体は、

そもそも定義不明確で、

厳密な議論に耐えられるものではありません。

 

なので、はじめから信頼できるものではないと言えば、確かにそうなんですが。。。。

 

3.イタリアの戦後

イタリアでエホバの証人が多い理由は、

第2次世界大戦で戦勝国となったがゆえに、

地主制度が温存されたことにありそうです。

 

①地主制度温存

ご存知の通り、第2次世界大戦時、当初イタリアは枢軸国側としてドイツ・日本とともに同盟を組み、参戦していました。

 

しかし、イタリアでは1943年後半、ムッソリーニが失脚、連合国側に鞍替えしてドイツに宣戦布告

 

(一足先に「降伏した」とばかり思ってましたよ。 寝返ったな~!)

 

でも、イタリアは連合国側になったわけで、結果、イタリア人は、自分たちの国を戦勝国だと思っているそうです。

 

戦後、敗戦国となった日本では、「無条件降伏」受諾後、占領軍の占領政策により、「財閥解体」「農地改革」等が行われました。地主・お金持ちにとってはショックでしたが、ビンボー人たちは喜んだと思います。

 

おかげで、親米感情、大幅上昇!・・・だったことでしょう。

 

一方、イタリアは戦勝国。

占領軍はいません。

 

なので、農地改革などは行われず、地主制度が温存されたそうです。

結果、イタリアには地主が多いといいます。

 

② イタリアのブランド企業

会社は時代の流れの中で業績が傾いて潰れたりしますが、地主の土地は、安定した収入をもたらしますので、地主はいつまでもお金持ちです。

 

で、地主は、余ったお金を贅沢品の購入に充てることが出来ます。

 

結果、イタリアには、ブランド企業がわんさかあるわけです。

 

イタリアのブランド企業といえば、わたしはよく知りませんからWikiから張り付ければ、

 

「服飾ブランドのベネトンプラダグッチジョルジオ・アルマーニジャンニ・ヴェルサーチジャンフランコ・フェレバレンチノ、靴のサルヴァトーレ・フェラガモトッズ、宝飾品のブルガリ」など。

 

プラダ、グッチ、ブルガリぐらいなら、私でも聞いたことがありますが、みんなイタリア企業だったんですね。

 

つまるところ、

 

地主が多い → 高級品を買える層が多い → ブランド企業が発達

 

余談ですが、もし私が若い美貌の女性だったら、

チャオ!とか言って、

イタリア地主のボンボンと結婚したいですよ。

 

幸せになれそうです。(笑)

 

③ 大量の貧乏人-高い貧困率

で、地主制度が温存されていれば、

そこで働くたくさんの小作農たちは、

ビンボーな訳です。

 

結果、イタリア社会は、

一部のお金持ちの地主とたくさんの貧乏人という

格差社会だということになるようです。

 

実際、イタリアは、世界162ヶ国中、第69位の貧困率ですが、

下で見るように、

G7+3カ国中では、堂々の第1位の貧困率!!!!です。

 

先進国で第1位の高い貧困率、高いビンボー率!

ビバ、ビンボー!!

 

しかも先進10カ国中で、

貧困率の世界平均値・世界中央値を上回っているのは、イタリアだけです。

びば、イタリア!!

 

いちおう、貧困率のデータ

162ヶ国中、先進10カ国だけを載せておきます。

表の①、②、・・・は、先進10カ国中のランキングです。

 

「貧困率の世界順位と先進国中ランキング」

 

世界順位  国名  貧困率

①  69位 イタリア 29.9%

  (世界平均値 29.4%)

  (世界中央値 25.7%)

②  99位 スペイン 21.1%

③ 119位 イギリス 16.2%

④ 120位 韓国   16.0%

⑤ 120位 日本   16.0%

⑥ 123位 ドイツ   15.5%

⑦ 125位 アメリカ  15.1%

⑧ 143位 カナダ   9.4%

⑨ 151位 フランス  7.9%

オーストラリア データなし。

 

『世界の中の日本を知る 世界ランキング 国際統計格付けセンター』の

世界・貧困層の人口割合ランキング(CIA版)より作成。

http://top10.sakura.ne.jp/CIA-RANK2046R.html

 

④イタリアの南北格差

「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 イタリア編」を見ると、

南部の人たちは昔も今も仕事がなく、

多くは北部へ移住したり、出稼ぎに行くと言います。

 

Wikiを見ても、イタリアでは、南部の工業化が遅れ、

南部から北部への多くの国内移民が多く

社会問題として取り上げられたことがあるそうです。

 

南部は仕事がなく、北部に出稼ぎです。

出稼ぎ人がお金持ちになることって、まずないですよね。

人に使われてるのですから。

 

イタリア北部の都市で、

田舎のコミュニティーからある種、隔絶された状態で、

労働環境の悪い中、末端労働をしている南部のイタリア人たち。

 

目に見えるようです。

日本でも、東北や山陰から太平洋ベルト地帯に移住・出稼ぎした方が、

たくさんいらっしゃいますね。

 

では、こういうビンボー人が多くなると、どうなるのか?

 

4.西側最大勢力のイタリア共産党

① 戦後の西側最大勢力の共産党

時は冷戦時代、ビンボー人が多ければ、社会主義の影響が強くなります

 
実際、イタリアは、西側で共産党が最大の勢力を誇った国だそうです。

https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1271056187

 

Wikiにも「その後の冷戦では、社会主義勢力の影響を受けながらも、アメリカ合衆国や西ドイツなどとともに西側諸国の1国として東側諸国と対峙」とあります。

 

イタリアでの社会主義勢力、強かったみたいです。

 

② 戦後のイタリアの左翼的政策の結果-低いジニ係数

この辺の話は、何回か前のブログでも紹介しました。

 

共産党勢力が強いと、格差が大きくても、所得の再分配、国民への福祉事業への税金投入なども、当然、強くなります。

 
税と社会保障による所得再分配が進むと、ジニ係数(収入不平等指数)が低くなる傾向になります。
 
実際、貧困層人口割合において、イタリアは先進10カ国中で第1位で、すぐ上の表にあるとおり、先進国では唯一の世界中央値超えでしたが、所得再分配後のジニ係数では第6位で世界中央値よりも下になりました。

http://top10.sakura.ne.jp/CIA-RANK2172R.html

 

世界141カ国中 ジニ係数番付

① 41位 アメリカ

(71位 世界中央値)

② 73位 日本

③ 104位 イギリス

④ 105位 カナダ

⑤ 107位 スペイン

⑥ 109位 イタリア

⑦ 112位 韓国

⑧ 117位 フランス

⑨ 120位 オーストラリア

⑩ 130位 ドイツ

 

なお、①、②、・・・は、先進10カ国中のランキングです。

お金持ちには嬉しい米国・日本です。

 

③ イタリアの基本情報から

こんな状態で、イタリア人は、幸せなんでしょうか?

 

http://top10.sakura.ne.jp/Italy.html

このページを見て見ますと、

イタリアは、年寄りが多く、一方若者の失業率が高く、全世代を通して大学進学率が低い、ことがわかります。

(どこかの宗教団体を思い出します。)

 

とは言え、一人当たりの国民総生産は高い方で、借金をする人はかなり少なく、自動車も十分普及しており、社会保障・医療も比較的しっかりしていて、国民は健康長生き、ワインもたくさん飲み・・・・。

 

イタリア人、ビンボーな割に、けっこう幸せそうです。

 

それにはいろいろな理由があるでしょうが、理由のひとつは、やはり、イタリア政府の政策が格差解消指向だから、と言えるかもしれません。

 

だからビンボー人のわたし、イタリア人になりたいかも。

ワインも美味しそうだし。
 
でも、日本も頑張れ!
日本を格差固定社会にするな!!
そして、ビンボーな私のために。(笑)
 

5.で、なぜ、JWも西側最大勢力に?

で、やっとここから本題です。

イタリアにはエホバの証人がたくさんいるのはなぜか、という問題です。

 

世の中、左翼が好きな人もいれば、右翼が好きな人もいます。
 
ゆげ塾の前掲書が示すように、イタリアではビンボー人が共産党にたくさん入党しました。
 
しかし、左翼思想にあまり馴染めないビンボー人もいるはずです。
 
また、カトリック(イタリア政党的にはキリスト教民主党に親和的なビンボー人も多くいたはずです。
 
そういったひとの中からJWになる人がたくさん出てきたと考えられそうです。

 

つまり・・・・

 

「あっしは、ガクもないビンボー人だけども、共産党は別に好きでもない or 嫌いだ!」

 

あるいは

 

「そもそも、あっしの職場なんて労働組合すらないひどい環境で、共産主義がどうこう言う人間だって、一人もいない!」

 

あるいは、

 

「自由主義的なプロテスタントって、そもそも好きになれないねww」

 

「でも、何だかJWがわざわざやって来て、『みんな兄弟だ。ハルマゲドンで神が今のヒドイ状況を正してくれる』とか何とかいうし、集会に行ってみたらラブ・シャワーもあって、なんだか自分の居場所が初めて見つけられたようで嬉しかったから、入信しちゃおうかな!」

 

「教会統治方法も、カトリックみたいに中央集権的だし、何だかホッとするね!」

 

って感じだったのかもしれません。

 

特に、工業化が遅れたイタリア南部から北部への国内移民・出稼ぎの人たちは、従来の農村的コミュニティーから疎外されて孤独に感じている訳で、エホバの証人にとっては、言葉は悪いですが「絶好なカモ」だったわけです。

 

共産党が勢力を拡大しやすい社会、国内移民が多く伝統的コミュニティが壊れつつある社会、貧困率の高い社会、格差固定社会では、JWも勢力を拡大しやすいようです。

 

そういうことだったと考えると、イタリアにエホバの証人が多い理由が腑に落ちます。

 

6.結論

イタリアは、第2次世界大戦を当初、枢軸国側として戦っていたが、敗戦濃厚となった1943年後半、連合国側に寝返り、戦後は「戦勝国」として歩み始めました。

 

しかし「戦勝国」となったことで、逆に、農地改革は行われずに地主制度は温存され、格差社会が続くことになります。

 

その格差社会の結果として、イタリアには数多くのブランド企業があり、また同時にイタリアの共産党は戦後西側の最大勢力となったわけです。が、それと同時に、共産党に組織されなかった人々の受け皿のひとつとなっていたのがイタリアJWであり、結果、イタリアのエホバの証人の数は、JW人口密度で言えば、先進国中、トップとなれたようです。

 

イタリアの地主制度、JW・ブランド企業・共産党、これらの関係、いかがだったでしょうか?

(感想)

こうやって歴史を勉強して、色々見えてくると、なんだか日常見える景色が違って見えてきます。

 

グッチやブルガリを見ると、何だかその背後に、戦後の東西冷戦構造、ブランドをさりげなく着飾ったイタリアのイケメン地主ボンボン(? 会ったことはないけど・・・)、それに対して、たくさんのビンボー人、行き場のない人々の苦しみや、やるせない思い、そしてそんな中、うっかりJWになってしまったたくさんのJWの家庭内の悲喜コモゴモが見えてくるようです。

 

近現代史がわかれば、JWがわかります。

「聖霊の導きにより・・・」という統治体の話を聞いていても、JWが何なのかは、わかりません。

(わかったら、誰も信じなくなりますから。)

 

7.資料

〇参考書籍

今回の記事も、基本、この本をもとに書きました。

 

エホバの証人の年鑑2017年-全世界の報告

2015年9月から2016年8月までの1年間の全世界の宣教の統計が載せられています。

 

公明党の支持母体・創価学会の成員の経済状況の調査にふれられています。

 

創価学会の支持母体は、(JWと同じく)ビンボー人が多いです。

 

その人たちの多くは、

学歴もお金もなく、田舎から都会に出稼ぎ・移住してきた、

経済的・社会的弱者です。

 

寂しいながらも、イジメられながらも、

懸命に生活する中で出会ったのが、

創価学会だったり、JWだったり、という訳です。

 

そういえば、団地には創価学会・公明党・JW、多いですもんね。

実際、王国会館の中と、団地の回りは、

ビンボー人が大好きな「香付き柔軟剤」の匂いが、プンプンです。

 

〇参考番組

・関口知宏 ヨーロッパ鉄道の旅 イタリア編

http://www.nhk.or.jp/sekiguchi-tabi/himekuri/italy01.html

私はイタリアに行ったことがないので、上のようにイタリアの社会経済を論じても、

正直、ん?という感覚がぬぐえませんでしたが、

この番組を見ると、なるほどやっぱりそうなんだ!

と思えました。(笑)

 

逆に、このブログ記事を読んでからこの番組を見ると、なんだか見えるイタリアの景色が違って見えるかも。

 

NHKさん、ありがとう。

2世の出演者さん、ありがとう。

 

〇参考ウェブ

・『世界の中の日本を知る 世界ランキング 国際統計格付けセンター』

 世界・貧困層の人口割合ランキング(CIA版)

 http://top10.sakura.ne.jp/CIA-RANK2046R.html

 

 ジニ係数

 http://top10.sakura.ne.jp/CIA-RANK2172R.html

 

 基本情報イタリアItaly

 http://top10.sakura.ne.jp/Italy.html

 

・世界史の窓

 日独伊三国防共協定(1937)

 防共って、共産主義から国を守るってことだったんだ・・・。知らなかったな。(笑)

 

 日独伊三国同盟(1940)

 うん。枢軸国とは、資本主義の後発組の同盟ですな。

 

 イタリアの降伏とドイツへの宣戦布告(1943)

 自分に不利になったら、寝返りやがって!

 そういうの、品格がないって言うんだぞ!!

 ・・・と、負けおしみを言って見ました。

 

・ヤフー知恵袋

 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1271056187

イタリアが、西側で共産党勢力最大の国だったなんて、知りませんでしたよ。

 

・Wiki

 イタリアの花形産業

 

 イタリアの歴史-第二次世界大戦

 

(記事の終わり)