ご訪問頂きありがとうございます。

それでは過去を振り返ります。

母が転院して3日ほど経った時、父から話があるから
どうしても 明日病院に来てくれと連絡がありました。

病院が県外になったこともあり、私は父の涙をみてから
病院に行きませんでした。

逃げる癖がついている私は、いい話ではないと
分かっていたため用事があるのでいけないと言いました。

父は強い口調で、どうしても話がしたいので頼むと何度も
いうので、押し切られる形で私は次の日 病院に向かいました。

病室に行くと、母は嬉しそうな顔をしてくれ 父も笑顔でした。
昨日の強い口調はなんだったのだろうと思うほど、平和な時間が
そこにあり私は安心しました。

その後、しばらくして母が検査に呼ばれ 父と2人になりました。
すると 父の表情が一変し、ちょっと来てくれと人気の無い
ロビーに連れて行かれました。

ドカッと腰を下ろした父は、心をショックを受けると思うけど
ちゃんと聞きなさいと静かに話し始めました。

・母の病はホルモン異常ではなく『急性白血病』で、
 このままでは半年も持たない。

・病気のことを 本人には告知していなく 父と私しか知らない。
 先生と話した結果、本人には今後も告知しない方向でいく。

・父は仕事を辞めて、母にずっとついていたい。

  私はのうのうと生きてきた中で、初めてハンマーで頭を
  殴られたような衝撃を受けました。
 
  現実として受け止めることができませんでした


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ご訪問頂きありがとうございます。

もう1ヶ月半で今年も終わりですね。
時間の過ぎる速さを痛感する今日この頃です。

それでは過去を振り返ります。

父に声をかけることもできず、その場から逃げた私は
涙の原因をなんとなく感じ取っていました。

昔から父の涙をみたことがなく、只ならぬことは想像できました。

夜になり、父からポケベルが鳴りました。
(当時は携帯電話がなく、ポケベルで連絡をとり合っていました)
電話をしてみると、明日転院するから病院にきて手伝ってくれと
言われました。

私は学校もバイトもありませんでしたが、学校があるから
いけないと断りました。

真実を知るのが本当に怖かったため、嘘をついて逃げました。
私は次の日、友人と遊んでいました。
そのときは本当に 嘘をついたことにすごく抵抗を感じました。

しかし、それを繰り返すうちに私の人生は嘘をつくことに
慣れていくのでした。

転院することにより、父は2時間かけて電車に乗り
週に3日、県外の病院に通うことになりました。
仕事の量は大幅に減り、収入も減っていくことになります。
本当に負のスパイラルに陥っていくのでした…


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ご訪問頂きありがとうございます。

寒くなってきましたね。
体調を崩さないように頑張っていきたいです。

それでは過去を振り返ります。

母の転院を聞き、不安を感じていましたが母の前での父の
振る舞いに安心感を感じて、前向きな気持ちになっていた私に
ロビーで涙を流している父の姿は衝撃的でした。

父は私の存在には、全く気がついていませんでした。

声をかけようとした瞬間に、私は躊躇し父に気付かれないように
そっとその場を離れました。

父の姿を見て、前向きだった気持ちは吹き飛び 転院しなければ
ならない理由が悪い方向へ一気に傾きました。

父の隠しているであろう真実を聞くことが、怖かったのです。
私は、いつものように現実から逃げることしかできなかったのです。

父に声をかけられず、私は逃げるように病院を去りました。
心の弱さを露呈して、父の支えになれませんでした…



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ご訪問頂きありがとうございます。
ブログをはじめて2週間が経ちました。

当初の予定では毎日更新したかったのですが、難しいです。

コメント頂けると幸いです。
それでは、過去を振り返ります。

母の転院が決まり、私は少し疑問を抱きながらも

母の笑顔をみて少し安心していました。

私と父は明日の転院の準備をして、病室をでました。

父は退院の手続きをするため、受付に行き 私は家に帰るため
駐車場に戻りました。

車に乗り、暫くすると傘を忘れたことに気がついた私は
病院に引き返しました。

ロビーに入ると、父が後ろ向きにソファーに座っていました。

ちょっと驚かそうと気づかれないようにそっと後ろに立つと
父はまったく気がついていませんでした。

近くで見ると、父は背中を丸くして顔を手で覆い
うなだれていました。

父は泣いていました…



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ご訪問頂きありがとうございます。

皆さんは自殺を考えたことはありますか。
大きいな悩みから些細な悩みまでありますが、

借金の問題は人を死に追いやる大きな原因に

なっています。

借金を背負った人が一人でも死を選択しない世の中に

なるよう心から祈っています。

それでは過去を振り返ります。

転院の話があり、最初、母はすごく動揺していましたが
先生の言葉に危機感がなく、前向きであったことから
先の治療から完治となんとなく先がみえるように感じたようで
納得していました。

私も同じように、前向きに感じていましたが
病院が遠くなることから父の負担が目にみえていたため
それだけが不安でした。

先生の話が終わり、父だけが転院の手続きを行うため
その部屋に残り、私と母は病室に戻りました。

退院したら、お寿司を食べに行きたいとか、台所が散らかっている
だろうから早く片付けに帰りたい等の前向きな話を母としていました。

父も暫くして病室に戻ってきて3人でまた同じような話をして
もう少しだから頑張ろうと励ましあいました。

病院に入院して初めて母の笑顔をみました。

しかし、父は重大な秘密を隠していたのです…


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