※ご注意※

本記事は、物語及びキャラソンCDのネタを含む可能性がございます。

注意点詳細は、こちらをご覧下さい。

 

 

 

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こんにちは。

 

作詞のMomoka Shiroyama です。

 

今回は、

2018年9月28日に発売となりました、 

TVアニメ 覇穹 封神演義(はきゅう ほうしんえんぎ)

Blu-ray&DVD 第7巻 初回限定版

…に入りましたキャラクターソングアルバムCDより、

 

私が作詞提供させて頂きました

4曲の内の1曲

 

【WILD SWORD】 

歌:黄天化(CV.KENNさん) 

作詞:Momoka Shiroyama/作曲:武田城以/編曲:武田城以

 

につきまして、

ライナーノーツ(解説)を書かせて頂きます。

 

 

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天化くん曲への作詞のご依頼を頂きましたのは

2018年2月の下旬頃、でした。

 

元々、お正月の時期にお書きしていた、

主役 太公望への作詞が

2月の下旬に

採用頂ける事が確定し、

 

その直後、追加発注という形で、

黄天化くんと、普賢真人くんへの作詞のお話を

同時に頂きました。

 

実は

太公望の作詞開始前の段階(2018年お正月時点)では

お恥ずかしながら、私は、

封神演義作品の事を、ほとんど存じ上げておらず

 

資料として頂いた

アニメ覇穹封神演義のシナリオを一気にお読みしたり

色々ネットでお調べしたりする中で

原作の藤崎竜氏の封神演義を読む必要性を強く感じたりして

目前に迫る提出締切日に焦りながら

情報収集に必死になっていたりしたのですが

 

天化くんと普賢くんへの作詞のお話を頂いた2月末段階では

もう既に、基礎情報が、得られている状態でしたので

お正月に比べますと、多少状況は落ち着いていました。

 

とはいえ、逆に、情報が入っていた分

天化くんと、普賢くんは

ファンの方がとってもたくさんいらっしゃるキャラクターさん達と

いうこともよく存じ上げている状態でしたり

 

天化くんの場合は

実は、原作の方では

アニメ覇穹封神演義でのエンディングの、その後に

天化くんの迎える大きな大きな山場のシーンがあったりしたので

 

天化ファンのみなさんに楽しんで頂けるような詞にするには

どのシーンの事を、どこまで、どのように描けばいいのかな。。。

(どこまで書くことを許されるのかな。。。)

 

という所で、非常に迷ったり

 

魅力の見せ方も

どの角度から、どんな風に見せれば

みなさんが納得の天化くんになってくれるのかな、、、などなど

 

プレッシャーに打ちひしがれそうになりながらの

作詞スタートとなりました… ガクガク((゚Д゚|||)) 笑

 

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天化くんは、

私の私的な印象としては

 

胸の内に相当鋭い闘志や気合を秘めながら、

外向き(仲間や家族)には、

柔らかく思いやり深い態度で接する人。

 

そのどちらも

彼のとても魅力溢れる所ですが、

 

外向きの天化くんは、これまでの歴代天化くんキャラソンで

既に十分、表現されていらっしゃるような気がして、

 

今回は

これまでに、あまり表現されてこなかった

彼の秘めたる部分

「戦士、天化」

に振り切った描き方ができればいいな…と思いつつ

 

祈るような気持ちで

作編曲家でいらっしゃる武田城以さんの曲を聞かせて頂きました。

 

※因みに今回は、4曲とも、

曲先作詞(曲が最初にあり、詞を後付けする手法)でした。

 

そうしました所

作編曲の武田さんが、本当にもう、

イメージにピッタリの

「戦士、天化」そのものの曲を作ってくださっていらしたので

 

(>▽<)ワー!ワー!  と感激しながらの(笑)

作詞スタートとなりました+*+*

 

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そして

素敵な曲を聴きながら

もう一度、天化くんの魅力を考察した時

 

自分は、

その魅力は

 

コーチも心配していた、

あの純粋な戦闘本能

 

そして

優しさ

勘の良さ

頭の良さ

 

加えて、天化くんの、たぶん、

微妙な年齢の時期にも関連する、

 

自分自身の混乱と

周囲の混乱に振り回される状況

 

その全てに対して

不屈の精神力で立ち向かう姿勢

 

等にあるのではないかな

と思いました。

 

 

少年から青年、大人へと

移行していく、彼の年齢の時期…。

 

有り余る体力と気力と情熱を持って

粗削りのまま世の中に駆け出して行って

 

自信は

更なる自信に成長する事もあり

 

予期しない敵に遭遇し打ち砕かれる事もあり

 

現実の波のうねりの中で

何が正解なのか、どこへ向かうべきなのか

行先を見失いそうになり

 

でも、

闇雲にナニカと戦いながら

更なる高みを目指して少しずつ真の実力を付けていく

 

その時の

どうしようもなく曲げられない 真っすぐな純真さ

直面する不安や苛立ち

混乱

 

その全ての、よくわからないままの要因が

天化くんの魅力、光を際立たせていく重要な要素であり

 

それらを表す言葉を、

あまり説明したり、

技巧を凝らした表現にするのではなく

 

ストレートに、そのままで

曲に乗せて行く事で

 

このお歌をお聞きくださる方に

天化くんが見たり感じているものと

同じような体験をして頂いたり

 

同じような想いを

そのまま共に感じて頂く事はできないか…

 

そんな風に考え

あのような作品となっていきました。

 

そして、その、

わけわからない混乱と、渦巻く情熱と、

それらの要素を含みながらも、統制していく揺らがない精神力…

 

そのイメージを総括する言葉として

 

「WILD SWORD」

というタイトルを付けさせて頂きました。

 

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また、

これは、今回の天化くんの作品だけではなく

今回私が作詞させて頂いた

4作品全てにおいて、留意してみた事なのですが、

 

(詳しくは、後程、太公望のキャラソン作詞の背景をお書きするとき

書かせて頂こうと思っておりますが)

 

今回作成したお歌たちは

単に、物語の中の世界に留まるのではなく

 

できるだけ、お聞き頂ける方が

実際の日々の生活の中で色々な事があった時

封神演義作品やキャラクターさんたちの事を思い出し

また、力を戻して、頑張るきっかけとなるようなお歌になれたら…

(つまり、物語の世界を飛び出して、

現実の世界でも作品を身近に感じて頂けるようになれたら…)

 

と願いながら書いてみています。

 

その為、

例えば今回の天化くんの場合なら、

ご自身が何かしんどい時に、

すぐ横に天化くんがいてくれて

「色々あるけど、凹んでないで、俺っちも一緒に戦ってるから、前向いて行くさっ」 

と笑いかけてくれるような

そんな風に感じられるお歌になれば…

 

という点に留意して書いてみたりしていました。

 

その辺り

いかがでしたでしょうか…?(^^)

 

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そして、そして、

何と申し上げましても、

 

CV: KENNさんのVOCALと

武田さんの最終アレンジの入られました

完成版を聞かせて頂き

 

もう、本当に感動でした…+*+*

 

KENNさん、

文字通り、一言一句に

「入魂!」

なさって下さっていらっしゃる感じが…+*

本当に凄いです!!

こんなに「気合」ですとか「パワー」が伝わってくるロックって

一般的なロックミュージックでも、あまりないかも…

と思いました。。。

感動です+*+*

 

武田さんの最終アレンジも

本当に素敵でした+*+*

ギターサウンド、華やかで、光るSWORDっぽくて、カッコイイ!

あとは、個人的には

「理性で~♪」の所で、ピアノサウンドがヒューーーンッ♪♪

と入られるあの所で、

何故か毎回、かっこ良すぎて

倒れそうになります私。。。

(どなたか、これ、わかって下さると嬉しいです。。。笑)

 

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天化くんが

いつまでも

 

みなさまのお近くで

 

カッコよく、

 

切れ味鋭く、

 

「負けないさっ」 と言いながら

 

戦い続けてくれますように+*+*