昨日のNHK教育21時~のすくすく子育ては「トイレトレーニング」でした。
発見した点としては、トイレトレーニングは人類が古来からやってきたことではなく、日本でやり始めたのは、江戸時代以降。
それまでは、子どもが排便をしたら床をふく、を繰り返していたそうです。
タイの一部地域では、今でもトイレトレーニングを行わないが、子どもは1歳2か月くらいでトイレができるようになっているそう。
極論すれば、トイレトレーニング無しでもトイレはできるようになる、ということでしょうか。

アメリカの調査に依れば、1歳半くらいからトイレトレーニングを始めると、1歳6か月くらいでトイレが自分でできるようになる。逆に3歳になってからトイレトレーニングを始めると5ヶ月くらいでできるようになる、とのデータがあるようです。

早くからトイレトレーニングを始めたほうが、トイレができるようになる時期も早くなるが、遅く始めた人に比べて圧倒的に早くなるわけではなく、オムツ卒業時期が少しだけ早まるに過ぎない、と言えそうです。

これは、人間の成長全般についても言えるのかもしれません。
他人と比べてスキルが劣る場合に、焦ったり自分には才能が無いのかもと思うのは(短期的には意味があるように思われるかもしれないが)長期的には、あまり意味がないのかもしれません。

スタートダッシュ・先行逃げ切り型がよい、と各種の習い事系スクールでは喧伝されますが、それは本当でしょうか。
早くから始めてもギリギリで始めても(微差はあるにせよ)結果はそれほど変わらず、早くから始めたほうが良いという言葉の多くは、売り上げを立てるための宣伝文句として流布しているだけなのかもしれません。

トイレトレーニング大成功100のコツ―幼稚園に入る前に!/主婦の友社

¥998
Amazon.co.jp

この本はトイレトレーニングに奮闘した先輩方の声が載っています。案ずるなかれという達観した意見はわかりますが、やっぱり気になる…という人には得るものが多い本です。
最近、岡田斗司夫さんのいいひと戦略を知る機会がありました。

超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略 増補改訂版/マガジンハウス

¥1,575
Amazon.co.jp



これは、口コミなどに代表される他者評価によって個々人が値付けされてしまう社会(評価経済社会と岡田氏は読んでいます)の到来を見越して、「いいひと」と評されるような言動をとれるようにしておきましょう、というメッセージが込められています。


具体的には、

毎日1つは誰かをほめる、
週1回は困っている人がいたら手伝う・助ける、
教えて伸ばす、

という戦術が掲げられています。

この戦略に好意が持てる点は、本当のいい人にならなくてよい、と割り切っているところです。本当のいい人になるのではなく、戦略的にいい人を目指す。
武術を鍛えている練習生と同じ立ち位置で、いい人の熟練度を上げていけばよい、と著者は考えているようです。

情けは人のためならず、という言葉が昔からありますが、私のような心がキレイじゃない人間は、自分のためを考えて行動したほうが自然です。打算も損得勘定もすべてひっくるめて、いい人っぽい言動ができれば、それができない人に比べて、よほど社会に好影響を与えます。

まずは誰かを毎日ほめる(そしてそれを発表する)ところから始めていきましょう。

私の子どもが大人になる頃には、個々人がいいひと計測器(スカウターみたいなもの?)に晒されて、いい人度(戦闘能力)で簡単に比較される社会になっているのでしょうから。
「おまえの親父、嫌な奴だなー」と子どもが学校で言われて、いじめられたりしたら大変です。責任を感じます。
今日は介護職について書いてみたい。
介護職は今後もますますニーズが高まる職種であろうが、では、
いったい何をやる人なのかと聞かれると、はたと考えてしまう。

介護職とは、自分一人では生活できない人に生活援助をする仕事だ、とすると一応の理解は得られる。
だが、本質的ではない。なにも自分一人では生活できない人ばかりを対象とする訳でもない。
医者は、病気やケガの人を治す。では、介護職は対象者のどのような状態を改善するのか。

私は、介護職とは、介護される人の「生きたい」という気持ちを呼び起こす職種だと考えている。医者が身体的な状態を治癒するのであれば、介護職は精神的な状態を改善させる、と言えるのではないだろうか。
身体的な介助はあくまでも見た目の話で、それを通じて本人の生きる希望を奮い立たせるのが、介護職の本分なのではないだろうか。

「私が死んだら…」などと高齢者は冗談交じりに生の残り時間がわずかであることを周囲に伝える。
生きたいという気持ちは誰しも持っている。だが、生を充実したものにできるかどうかは個人差がある。生の残り時間がわずかであればなおさら、生を充実したものにしなければならない。


介護職が介入したからと言って全てが好転するわけではないだろう。しかし、生活援助の仕事を誰かが担わなければならない義務ととらえ、誰かに一方的にその義務を負わせるようなものではなく、本人に生きる希望を見出してもらうきっかけを与えられるものとして、とらえていきたいと思った。




今回は読書感想文を。「どんな人にも1つや2つ儲けのネタはある」(吉江勝著、青春出版、2013)を取り上げてみます。

この本の主題としては「誰もが得意分野でコンサルタントになれる。自分自身をよく振り返って、自分のUSPを見つけよう」というものだと思います。

人生がうまくいく2つのコツとして挙げられていた 
・継続すること ・始めること
が、個人的には、気に入りました。
この2つは本当に重要で、強固な意志でこれさえできれば人生は好転するはずです。

また、成功法則への警鐘として、紙に書いても、口に出しても、トイレ掃除しても成功しない人の例が出されており、身につまされる思いがしました。
成功法則だけを信じていても、自分の願望に結び付く行動がなければ、願望が実現されるわけがありません。

著者は、潜在意識などを多用しているので、ややもすると願うだけで実現するみたいなことを言うのかと思っていましたが、さすがにバランスが取れていました。
自分の目標に結び付きにくい行動をいくらやっても目標に近づくことはない、という一般常識に沿っているので、読んでいて安心しました。

自分が思いがけないことが自分の強みである、というのは新たな発見でした。私も自分を客観視してくれる人に、自分の強みを聞いてみようと思いました。



どんな人にも1つや2つ儲けのネタはある!/青春出版社

¥1,365
Amazon.co.jp

最強伝説黒沢という漫画の第1巻をたまたま読みました。
最強伝説黒沢 1 (ビッグコミックス)/小学館

¥530
Amazon.co.jp

そのなかに、独身の中年男性である主人公の黒沢が
休みの日に近所の公園に行ったところ、幼児(男児)が迷子になっており、
その母親を見つけようと善意を出して一緒に探していたら、
不審人物と間違えられしまうというエピソードがあります。

物語自体は、主人公の不運っぷりを描いていくのですが、そのエピソードの場面に、
黒沢が母親探しに疲れて、幼児と一緒にベンチで休息しているときに、
幼児の成長する姿を勝手に想像して、その早さにひとり嘆息する場面があります。
もうじき2歳になる男児を持つ親として私も子の成長のはやさを日々感じます。

1年前のことが昨日のことのように感じられます。
このままのペースでいけば、あっという間に、大人になって、
こんなに小さくてあどけない時期は本当に矢のように過ぎていくのだろうな、と。

この連休を利用して、親子が触れ合える動植物園のような場所に私も家族で久々に
出かけましたが、こういう機会を今たくさんつくっておかないと、いつまでも父親と
一緒に行ってくれないかも、という気がします。

これからは、よりいっそう土日を家族のために有効活用します。
今日はNHK教育「すくすく子育て」を観ました。

印象に残ったのは、育児に正解は無く、育児は科学的なものというより文化的なもの、という小児科医の言葉でした。

文化的とは、土地(国を含む)や時代によって異なるということです。

たとえば、昭和初期は、1歳を過ぎたあたりで「断乳」せよ(赤ん坊が泣きわめいても強制的に乳離れさせよ)と言われていたのに、最近では「卒乳」でよい(赤ん坊が乳離れしたくなったら自然と離れていくから、無理矢理止めなくてよいというニュアンス)と言われています。

また20世紀初頭のアメリカでは、授乳は決められた時間通りに行うのが一般的だったのに対し、20世紀半ばになると、赤ん坊が欲しいときに授乳するのがよいという風潮に変わっていったそうです。

いうまでもなく、断乳で育とうが卒乳で育とうが、今となっては立派な大人になっています。決められた時間に授乳されようが、好きな時間に授乳されようが関係ありません。

育児に関する風説すべてが科学的に根拠のないわけではありません。
日本の話でいえば、戦後間もないころは、離乳食にビタミンが含まれていなかったために、離乳食のまえに果汁を与えよと言われていたそうです。ただ、今は離乳食にビタミンが配合されているので、果汁を与える必要はなくなっています。

科学の進展によりマイナス面がカバーされて噂でしかなくなった情報と、文化が違うだけでどちらが正解ともいえない情報、自分の持つ情報がどちらなのか冷静に考える必要がありそうです。

番組に出てきた専門家からは、「情報の選球眼を得るよい訓練だと思いましょう。得た情報のうち3割も正解していたら上出来だというくらいの心構えで」という意見、「自分が心地よい・最適だと思う情報を信頼してよい」という意見が出ていました。

育児中は不安になって、自分の選択を後押ししてくる情報を欲するものですが、そのときの最善の選択をしたのだと自信をもってよいのかもしれません。

個人的は、鼻水を吸ったほうがよいのか・吸わないほうがよいのかに関して、専門家の意見を聞いてみたかったです。
「パパのトリセツ」を読んで気づいたこと。

1.ノルウェーの家庭では夫も料理をすると言われるが、
夫の料理の実態は、冷凍ピザをチンするレベル(ゆえに、ピザの消費量が多い)
2.夫が育児協力としてよく言う「子どもをお風呂に入れる」。
だが、お風呂に入れる=湯船に浸らせる、ではない。
お風呂に入れる前の衣服の脱着、スキンケアまでやってお風呂に入れたことになる。
3.「手伝おうか?」という夫の声掛けに妻はカチンとくる。
夫の当事者意識が感じられないから。
4.夫にやってほしい家事のダントツ一位は掃除。
5.高級食材をわざわざ調達したりする料理は、炊事ではない。
ありあわせのもので作るのが料理。


身につまされること至極。
「○○やろうか?」などとイチイチ同意を求めずに、気づいたことを
サッとやっていこうと思いました。

子どもが小さいからといって、子どもの世話ばかりにかまけずに、
(食事の後のお茶を飲む時間だけでも良いので)夫婦水入らずの時間を
作っておかないと、子どもが成人した後の夫婦生活に支障を来す、
という指摘は全くその通りですね。気を付けます。


パパのトリセツ/ディスカヴァー・トゥエンティワン

¥1,365
Amazon.co.jp

今日は新卒採用で考えさせられることがありました。

内定を取り消されていまから就職活動に励む若者に出会いました。
企業のモラルが低下している、と言わざるを得ません。

社長よ。高尚なことを語る前に、人前に出て恥ずかしくないことをしろ、と言いたい。
ワールドビジネスサテライト(テレビ東京系列)での
雇用(人材)に関する特集について。

優秀な外国人労働者の受け入れ、とその反対の
優秀な(?)日本人の外国流出―。

日本に流入してくる外国人は、新興国の人が
主なので、その(表向きの)理由は分かります。

しかし、外国に流出する日本人は、
海外へ行く意味が(私には)いまひとつ分かりません。

おそらく、留学と同じような感覚では?とは思いますが、
異文化体験が、その主たる目的なのかと推測します。

新興国の安い給与で働けるのは、確かに若いうち
(所帯を持つまで)でしょうし、30歳までなら、
いくらでもやり直しがきくでしょう。

海外での就業先が、日系企業向けのビジネスに
限られるのが、非常に残念ではありますが、
若者向け人材ビジネスの新たなる可能性を感じました。

パソナグローバルが海外での就業先を
どうやって開拓しているのか、非常に興味を持ちました。
昨日に続き『決算書が読めれば内定が取れる』(加藤清紀、光文社
ペーパーバック、2009)を取り上げます。

◎感想(続き)◎

個人的には「学生なのだから決算書を読んでいないだろう」という
ニュアンスで書かれている点が気になりました。

ちなみに、私が就職活動を行っていた当時から、個人での株式投資が
流行ってきており、デイトレーダーよろしく株で稼いでいる仲間も
けっこういました。
もちろんその人たちは大なり小なりIR情報も見ているわけで…。
でも、そういう人たちは就活本などに頼らなくても、よい企業の
見きわめはできているわけです。
(そもそも就職するのがバカらしいと感じる人もいたりしますが)

後についている面接問答集は、あまり参考にしないほうがよい
のではないかな、と思います。

たしかに社会人と学生の思考のズレは修正したほうがよいと
思いますが、それ以上に、充実した学生生活を送ることのほうが
よっぽど重要でしょう。

大学3年生になって就職氷河期だと追い込まれている学生に
「いまさら充実した学生生活…って無理だよ」と言わせないように、
大学3・4年から大学生活を充実させていった先輩たちの実例を
(就職支援塾を主宰されているなら)載せてほしかった、と
思ってしまいます。

(新卒に限らず中途採用もそうなのですが)特に新卒の場合は、
「その他大勢」にならないようにするために、個性的な経験を
語れるようにしておかなければなりません。
(実は、語るネタさえあれば、よほどの失敗をしない限り、
どこかに採用されたりするのですが…)

就職活動、何から手をつけてよいか分からず時間を空費している
人は、とりあえず本書の巻末の企業リスト記載の会社を片っぱし
からエントリーして、面接を受けてみるとよいと思います。

くれぐれも“自己分析”という正体不明な作業に逃げ込まない
ように…。

決算書が読めれば内定が取れる! (光文社ペーパーバックス)/加藤清紀

¥1,000
Amazon.co.jp