バッカスの信女にならないで | 高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

高橋大輔選手と共に momokikuのブログ

フィギュアスケートの高橋大輔さんを無条件に応援しております。

何日ぶりかわからないほど久しぶりに降った雨のおかげで気温がだいぶ下がり、涼しい夜となりました。

半袖のパジャマでは微妙に寒いほどです。

 

こういう時は風邪をひきやすいので注意しなくてはいけません。FOIまでは体調を絶対に崩すわけにはいけませんから!

 

一昨日チケットも届きましたし、指折り数えて待つばかりです。

 

THE ICEの名古屋公演も大変好評だったみたいで、楽しそうなレポもたくさん上がっていました。

昌磨君自身も公式サイトでご挨拶。真面目な文体と、昌磨くんならぬ、しょう子ちゃんと無良くんのツーショットとのギャップには思わず笑ってしまいました。

その昔は小さな体に似合わぬ大人っぽい滑りと貫録に驚かされるばかりでしたけど、今はこうしてお茶目で楽しい笑顔を頻繁に魅せてくれる人気者に成長されましたね。ああこれで日本のフィギュア界はますます安泰だなあってホッとする想いです。

 

新プロのお披露目に期待膨らむ大ちゃんとの共演で今年のフレンズは一層盛り上がることでしょうね。

 

ちょうどそのフレンズの開催中にこのブログもまる7年となります。長いようでいてまだたった7年しか経ってません。

もっと早くから書き始めておけばよかったと今更ながら後悔もしてますが、それでもいつの間にか2000近く書いてることにも驚きました。

 

ただただ大ちゃんが好き!ってことを延々と書いてるだけなんですけど、よくまあ飽きずに続けてると我ながら思います。でも今は完全に習慣となってるのでちょっと書かない日々が続くと宿題をやってないみたいで落ち着きません。

でも義務とは思ってないので内容のほうは自由にやっております。

 

本当はちゃんと情報のほうも記録保存しなくっちゃとは思ってるのですが、ほかにマメなブロガーさんたちがいらっしゃるのでついお任せしてしまいます。

 

一番書いておきたいのはその日その時自分がどう感じたかですね。振り返った時にそれが思わぬ布石となって今と重なる不思議は幾度も経験していますから。

 

今予感してるのは氷艶のことです。先日のフレンズプラスを拝見したり、今の一連の流れを見てるとやっぱり次が来るぞと思えてなりません。具体的にいつどのように?まではさすがにわかりませんけど、来年か再来年にはまた素晴らしい舞台の目撃者、生き証人となれると思ってます。

 

ただ、大ちゃんの斜め上っぷりはいつも私の予想を超えるので、更に何か面白いことが待ってるかもしれません。と同時に願わくばもういちど世界のどこかで試合に出場する大ちゃんの勇姿を見ていただきたいという望みもおおいにあります。

 

先日の練習映像で日本の熱烈な大ちゃんファンだけではなく、日ごろはフィギュアスケートとは関係ないような一般の人たちが大勢、大ちゃんの演技を待ち望んでいる。しかも世界中に隠れダイスケファンがいるってのを今回はとことん実感させられましたから。

 

たった15秒でもあれだけ人の心をとらえるんですもの、フルで観たらみんな失神してしまうかもーー。

 

自分が死ぬまでに一度は見たいものリストに大ちゃんの生演技が入ってるって人もいらっしゃいました。

 

まあ私の場合はまだ日本の真ん中あたりに住んでいるというのも大きいです。遠いところからはるばる飛行機に乗って来られる人もいるし、それもままならないって方もいらっしゃるでしょう。そう思うとやっぱり贅沢させていただいてるなあと感謝しかありません。

 

 

ですが今期のチャンスはいまのところたった3回です。

いやもう、あまりにももったいなくて、拝見するまえから地団駄踏んでるんですけどー!

 

今まででしたら、GPS2回、GPF、全日本、四大陸、世界選手権、うまくすればもうひとつB級大会も出場していたんですからね。

それに引き換え傑作を見られるチャンスがほとんどないじゃないですか。

 

今回はたった1度でも試合を見られたら良いくらいの気持ちでいなければいけないと覚悟はしています。できたらその1回が神演技だったらなあと思うのですが、チケット取れるかどうかも含めこればかりは運ですね。もれなく映像を公開してくださることに期待するまでです。

 

 

 

ウィルソンさんはシェリタリング・スカイについて、これはこれからも長く彼に寄り添うプログラムとなるだろうと語ってらしたようですが、それをぜひ願いたいですね。

 

 

 

 

さて、髙橋大輔さんを一言で言うと「カリスマ」だって申しましたが、全然別の意味でカリスマを題材とした後味の悪い映画を見ました。

 

あらすじを話すと長くなるので思いっきり割愛しますが、要はカリスマ的なリーダーの関心を得ようとして、中学生の集団がどんどんと犯罪に手を染め、悪質な行為がエスカレートしていくというものです。

 

組織内に裏切者が出たせいで疑心暗鬼が起こり内部分裂して崩壊するという、まあストーリー的にはよくある話ともいえるんですけどね。

 

行き当たりばったりの思考の未熟さがもたらす危険性や、リーダーを盲信する集団の愚かさはこういう映画を見ると子どもだってよくわかるのに、どうして同じようなことが現実でこうも繰り返されるのか?

 

時に人間は自己犠牲さえも厭わず、只の捨て駒となっても強権者に付き従ってしまうのはなぜなのか?

 

という問いかけをD友さんにしたところ、それが人間の本質だからと答えてくれました。

 

そしてギリシャ悲劇「バッカスの信女」のお話を教えてくれました。

 

ゼウスと人間の女性の間に生まれたディオニソスは、己の神格性を証明するために多くの熱狂的な信者、特に女性を集め、それはやがて狂信的な宗教集団となって国を脅かし始めます。

 

それがバッカスの信女と呼ばれる人々で、彼女らは頭に蛇を巻きつけ、太鼓をたたき、狂ったように奇声を発して歌い踊りながら山河を歩き回り、行く先々の村で子供をさらっては信徒を増やし、羊を屠り、生でその肉を喰らったと言います。

 

その儀式は主に真冬に行われる過酷なもので命を失う者すらいたそうです。

 

時の王ペンテウスはその有様に疑問を抱き、ディオニソスを捕らえて尋問しますが、彼は怒って黙秘し答えません。

 

そこで投獄したところ、ディオニソスは神の力で地震と火事を起こして逃亡。逆にペンテウスを凌辱した挙句、高い木の上に吊るし上げ、信女たちの手によって八つ裂きにして殺してしまうのです。

 

なんとその信女の一人は王の実母アガベでした。彼女はすっかり意識をディオニソスに奪われており、自分の父親に孫であるペンテウスの首を差し出すまで、我が息子を殺害したことさえ理解していませんでした。

 

 

ギリシャ神話の時代から人間はそんなに進歩していないのだなあとつくづく哀しくなるお話ですね。

 

ヒステリー状態になった非理性的な集団はその結束を守るために異を唱えるものを徹底的に排除します。行き過ぎた集団は世間からは白い目で見られるのでますます排他的になり、恐怖心で内部を締めあげ、ひとりも逃がさないように見張ります。

 

一度その集団に巻き込まれてしまえば、易々とは抜けられません。分かっていても辞められないというのは現代の怪しげな団体やらブラック企業も同じです。

 

SNSはとっても便利で楽しいツールですけど、集団心理を巧みに利用して誤った方向に人を導こうとする輩にも利用されやすいものです。

そんなカリスマは御免被りますよね。

 

 

 

これからは時々立ち止まって、自分がバッカスの信女になってないか疑ってみる必要がありそうです。カリスマには心配しなくても絶対に成れないのでそれは大丈夫なんですけどねーー(^^;)

 

と同時にSNSで腹立たしい記事を読んでも、この人は理性失ってるんじゃないの?と客観的に見ることが大事です。感情を揺さぶられてもあんまり挑発には乗っちゃいけませんね。

 

 

ちょっとぞっとしないお話をしてしまいました。まあ怪談の季節ですからね、お化けと夏風邪と熱中症に引き続き注意して、ハッピーな日を待ちましょう。

PIW広島公演まであと9日、FOIまであと17日ですよー!

 

 

 

 

 

髙橋大輔さんを応援しています。よかったらポチっとしてね

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
にほんブログ村