落語家になる前から
大好きで憧れていた舞台
ラヴ・レターズ💌
が終わって、ちょうど1ヶ月が経ちました♡
やっと気持ちが落ち着きましたので…
感想と、本番の報告をさせていただきます
相手役の石井一彰さん
演出家の藤田俊太郎さん
と、PARCO劇場のスタッフさんたちと一緒に舞台を創れたことが、本当に嬉しいです
本当に1日だけの公演なので
シンデレラ気分(←よく言うな。笑)
だって!
当日楽屋に入ったら
メイクさんのフルセットと、お衣装が並び、あれよあれよと作り上げてくださるのよ
スペシャルドリンクも
楽屋でいただきました(^^)
休憩まででも、こんなにたくさんの差し入れを頂戴し、終演後はこの倍くらいの差し入れが嬉しすぎました♡
家に帰ってから興奮の中。
全部、ひとつひとつ
お手紙や、品物ゆっくり見させていただきましたよありがとうございました
手紙のやりとりのみで構成された
アンディーとメリッサの恋物語。
お稽古はたった2回
1回目は、読み合わせなしの、レクチャーのみ。これを4時間程。
時代背景。それぞれの年齢や、何が起こっているのかなど、演出家+演者2人の計3人でとことん話し合います。
2回目は、レクチャーを踏まえて、本番の通り1度だけ通します。
これだけ。
だからこそ、奇跡の舞台。
本当にその場の感情のやりとりで、初めての気持ちでつなぐ舞台。
演出の藤田さんからは
8歳〜56歳を演じるにあたり、声先行の役づくりはしないこと。
手紙を読んでいることを忘れない。
噛むことは失敗ではない。
などなど、たくさんの演出をいただきました。
でも、演者を信じて寄り添ってくださり、自由に演じることを見守ってくださる演出家さんでした。
稽古時のラストシーン。
私が、泣きすぎて鼻水は垂らすし、声も出ないレベルになってしまい
終わったあとに
『すみません!ちゃんとコントロールできるように感情、整理します』と、謝ったところ
藤田さんも涙を流しながら
『絶対にコントロールしないでください』と。
役者の感情の崩壊を、お客様は観に来ているんだからと、おっしゃってくださいました。
この時の藤田さんの涙とお言葉で
どんなみっともない姿になろうとも、感情に素直に、絶対にストッパーをかけることなく丸裸にならなきゃと思えました。
そんな、藤田さんのお言葉を信じて。
さらに、アンディー役の一彰さんの存在のお陰で。
本番、鼻水ズルズルの汚いメリッサにはなりましたが、言葉と正直にきちんと向き合えました。
そして相手役の一彰さん。
とにかく本番で
私の目からは、アンディーにしか見えなくなっていた一彰さんには、いろんな感情にさせていただきました。
台詞なのに本番中、
『チッ』と舌打ちをしてしまいそうになるほど、本気でイライラもしたし。
アンディーへの気持ちで胸が押しつぶされそうになったし。
今でも
演じてるんじゃなくて
一彰さんって本当にアンディーみたいな人なのかなって疑うくらい。
アンディーそのものにしか思えませんでした。
相手役が一彰さんで
本当によかった
これは撮影時にたまたま撮れたオフショット
目線を合わせないで、お互い前を向く撮影なのですが…
カメラマンさんが、たまたま可愛いのが撮れたからとプレゼントしてくれた画像です♡
ふと、2人で目が合った瞬間
藤田さんの優しい演出。
一彰さんの本物のアンディー。
このお2人とだから、私のメリッサが出来上がったと思います
素敵な舞台を。
メリッサとしての人生をいただき
本当にありがとうございました
目撃してくださった
お客様にも心から感謝でございます
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