1974年の多摩川での水害は、衝撃的な映像を国民が観ることになりました。
国民の生活が豊かになり始め、マイホームを持つ夢を実現する人が増えてきた、そんな時代に
マイホームが流される映像。
多くの人の目に焼き付いたと思います。
その映像を使ったドラマが1977年6月24日にスタート。
脚本は山田太一さん。
それまでの家庭を扱ったホームドラマと異なり、家庭、家族が持つ問題を書き出す脚本家です。
タイトルは「岸辺のアルバム」。
4人家族の一家は、一見幸せで何の波風もないような生活をしていますが、それぞれに家族には言えない現実を抱えています。
それが崩壊するなか、家族の象徴である家も崩壊するという衝撃のドラマでした。