先日の月刊TAKAHASHIのLVで話題になっていた「かにパン」を食べた。

実はこのパンを生まれて始めて食べた。
存在自体を知らずに過ごしてきた。


自分が行くスーパーではお目にかかった記憶がなかったので、三立製菓の浜松の本社まで電話をして聞いた。


何とも面倒な客である。だか、そこは日本の会社の有り難さ、すぐに丁寧に教えてくれた。


もっとも外国の会社の本社に問い合わせをしたことがないので、外国企業の対応はわからない。


ミニストップにあるというので、早速出かける。


店に入り、パンの棚に向かう。胸バクバクというわけではないが、期待は大きくなっ ていく。

そう、「鼓動が一気に高まる」である。


棚の前に立ち、ざっと棚を見渡す。


さすがイオン系のコンビニ。イオンの独自商品が多い。


などと、感心している暇はない。いや、暇はある。なければ、こんなことでコンビニなんかには来てはいない。


だか、ここになければ次の店に行かなければならないから、暇でなくなる可能性もある。


目を血走しらせながら、というと、オーバーたが、気持ちが前のめり前のめり状態で棚を見た。


ありゃまあ。それらしい格好のパンがない。


いやいや、ここは気持ちを落ち着けて、とばかりもう一度一つ一つ、落ち着いて見直す。


と、天の助けか桃神様の助けか。一番下の棚にある。


カニが笑っている。そのカニに目掛けて手が伸びる。「つかみ取るよ  つかまえるよ 胸にぎゅっと抱きしめる」。もう離さない。





別に、カニが生きているわけではないので
逃げはしない。


逃げはしないが、そのまま一気にレジへ直行する。


こうして手に入れた「かにぱん」を自宅に持ち帰る。


まさに「笑顔が止まらない 踊る心止まらない」状態。


袋を開き中のパン本体と対面して驚く。
何と、カニのお腹の側もちゃんとそれらしくなっているではないか!




いやはや芸が細かい。職人芸と言ってもいい。

十二分に見た後、味わって食べた。さすがにカニの味はしないが、食べやすく、美味しいぱんでした。