映画『幕が上がる』のトークショーに行ってきました。トークをするのは、本広監督と黒木華さん。の予定が平田オリザさんがサプライズ・ゲストで加わりました。
もっぱら、平田さんの進行で進められました。30分強の時間が実に短かったです。
予想以上に楽しい時間でした。

     まず、会場の雰囲気がこれまでの『幕が上がる』の舞台挨拶と違うことから、「今日は、アカデミックに行きましょう。」
  でも、ももクログッズを着けた人がチラホラいたために、自分はモノノフという人は手を挙げることに。すると、かなりの人がモノノフ。
  そんな和気あいあいといった感じでトークショーがスタート。

  覚えていることを、順番はバラバラですか、書きます。


◇高校演劇関係
   黒木さんから、高校演劇の審査基準を平田さんが聞かれる。
 「  黒木さん、高校時代のことを恨みに思っている?」てな感じで平田さんがつっこむ。
   平田さんの基準は、自分がお金を出してでも見たいかどうからしい。
    審査で落とす学校には、講評で誉めるところを探す。誉めるのは個人を避けるようにする。(本人のプレッシャーになるので)
     それでも審査で落とすと、落とされた学校の平田さんへの対応が審査前と変わる。
  

◇映画「幕が上がる」関係   ネタバレになります。
   黒木さんが窓を開ける、『肖像画』を語り始めるシーンは扇風機なしで、自然の風のみ。本広監督が毎日現場にいて、同じ時刻に風が吹くことを発見。そのことは、黒木さんも知っていたらしい。ももクロのみ驚く。

◇黒木華さん関係
    黒木さんの話
   人見知りするので、スイッチを入れないと他人と話せない。

   高校時代もキャピキャピしていたわけではないが、怖い先輩だったと思う。

 黒木さんと平田さんの会話
    黒木さんが、「言うことを聞かない女優だと言われる」と言うと、黒木さんに舞台の依頼をしていた平田さんは「大丈夫、そういう女優さんとはよく一緒にやっているから。誰とは言わないけど」

    本広監督の話
    肖像画の長いセリフは、テストのときはつかえることもあったが、本番はパシッと決めてさすがだと思った。
 
     平田オリザさんの話
     吉岡先生は黒木さん以外はありえない。
      舞台版も出演依頼したが断られた。そこで、吉岡先生が登場しないこととして、台本を書いた。
   
◇演出関係
  平田さんの演出について
  本広「3秒間を開けるといった演出はどうです?」
  黒木「大丈夫です」
  平田「3秒なんて、おおざっばな演出はしないよ。0.5秒。」
  本広「それって俳優の体調によって変わりません?」
  平田「相手役がわかるんですよ。俳優は0.2秒暗いまでわかる。演出家は0.5秒までだけど」

◇ももクロ関係
  黒木さんの話
  「わりと人見知りする性格なので、スイッチが入らないと他人と話せない。こちらのスイッチが入る前に、れにちゃんが、イエーイって話かけてきた。ももクロさんもきっと勝手が違うと思ったと思う」
  
  平田さんの話
  「れにちゃんって、しゃべらなければ美人だよね。」
  
  「ももクロには舞台に向いている子、映画に向いている子、アイドルに向いている子、バラエティーに向いている子がいる。」

◇映画化が決まる前  
 平田さんによると、女の子がたくさん出るので、映像化は比較的スムーズ出はないかと、編集者の方が言っていたらしい。
 その中で、吉岡先生の候補者は、編集者それぞれ自分の好きな女優を挙げたとか。


以上、言い方などの細部はかなり違っていると思いますが、大筋では違ってないと思います。