入院3日目、誘発2日目。
朝9:15頃に、前日夕方入れたラミナリア12本を抜きました。
抜くのもまた痛かった。
そして痛い思いして頑張って入れたラミナリアなのに、抜いて見たら子宮口はたった2cm程度しか開いておらず…
でも昨日より少し子宮口は柔らかくなってはきているので、昨日よりは坐薬も効いてくるんじゃないかと…
陣痛誘発する坐薬1個目を挿入しました。
しかし…
待てど暮らせど、昨日と同様に全く何の変化もなく…
陣痛の“じ”の字もない…
本当にこの日産まれてくるのか、夫とだんだん不安に…。
LDRで時間だけが無情にも過ぎていく…
12:10 2個目の坐薬を挿入。
子宮口は変わらず2cm程度のまま。
昨日より柔らかくなってはきたといえ、まだまだ硬いしなかなか開いてはくれず…。
坐薬にここまで反応しないのは、あまり無いみたいで…
医師から“今日このまま陣痛が来ないようなら、分娩は難しいかもしれない、手術に切り替えることを考えなければならない”との宣告…
手術するということは、赤ちゃんを掻き出すってことで、もうそのままの赤ちゃんには会えないってこと。
赤ちゃんに会いたいから分娩を選択したのに、
ここまで頑張ったのに、
痛いラミナリアにも耐えたのに、
最後に一目赤ちゃんに会うことさえ許されないのかと思ったら、
もうやり切れなくて切なくて涙がボロボロ溢れた…
なんでなんで？って
私経産婦なのになんで？って
なんで私の子宮、薬に反応しないの？
なんでどうして？って
どこまで神様は意地悪なのって思った…
もう途方にくれるしかなかった
必死にお腹に向かってお願いした
どうか一目、最後に赤ちゃんに会わせてって、
赤ちゃんに、お願いだからママに会いに来てって…
そしたら
13:00頃から腰が痛み出した
そこからだんだん下腹部が押されるような痛みがやや規則的に起こって来た
やっと、やっと
陣痛が来た！
でも、そこからやっぱり子宮口が硬めで思うように開かず
赤ちゃんは袋ごと降りて来てるのに引っかかって出てこれなかったりして、
なかなかすんなりはいかなくて…
陣痛の痛みは息子の出産に比べたら全然だったけど、でも赤ちゃん降りられなくて先生にもう指つっこまれたりとかしながらでそれがもう激痛で大変でしたが…
13:43 無事にそのままの形で赤ちゃん産まれてきてくれました
今回もちょっと出血多めで、
胎盤は綺麗に出たらしいけど卵膜が残ってしまったり、
赤ちゃんが出た後の処置も激痛で大変でしたが…
腰が痛み出してから1時間ない
あっという間の出来事でした。
赤ちゃんは袋ごと出てきてくれたみたいで、すぐには会えませんでしたが
そこから約1時間後、きれいにしてもらってかわいい棺の中に入れてもらった我が子と対面できました。
身長9cm、体重30gの
ちっちゃなちっちゃな男の子でした。
まだ手のひらにも余るほどの小さな体なのに、
立派にチンチン付いてて笑ってしまいました
きっと他人から見たら宇宙人のような我が子だけど、
とってもとってもかわいいです♡
我が子って本当にかわいい。
分娩選んで産んでよかった、
産まれてきてくれてよかったって思いました。
産まれてきてくれてありがとう♡
私のところに来てくれてありがとう♡
でも…
かわいいからこそ、
本当はもっともっと大きくなってから産みたかったなって、
こんなに早く産んでしまったことに申し訳なくて涙が止まりません…。
私も夫も、できれば2人目女の子がいいなって思っていたから、
助産師さんに“男の子だったみたいですよ”って言われた時、胸が締め付けられそうになった。
もしかして赤ちゃん、自分は男の子だから諦めて途中でお空に帰ることにしちゃったんじゃないかって、私たちのせいかもってすごく申し訳なくて…
産まれてきてくれるなら男の子だってよかったんだよって、男の子だって嬉しかったんだよって涙が止まらず…
入院した時から、廊下から聞こえてくる赤ちゃんの泣き声が辛かったけど、
今はより一層辛い…
赤ちゃんがお腹からいなくなってしまったことが
さみしくて悲しくて…
なんでいなくなっちゃったんだろうって…
こんなにかわいい我が子ともうすぐお別れしなきゃいけないことがさみしくて悲しくて…
本当はもっともっとたくさん
一緒にいたかったのに
成長を見たかったに…
涙がこれでもかというほど溢れてきます…
1月11日、胚盤胞になった我が子がお腹の中に帰ってきた
4月11日、そこから成長したちっちゃな我が子がお腹の外へ出て行ってしまった
短かいようで長かった
長いようで短かった
あっという間の3ヶ月…
15w6dという妊娠初期の最終日に
私の2回目の妊娠が終わりを告げました。
