タモキシフェンを服用するにあたって、乳腺外科の主治医から
「子宮体がん」
ともうひとつ、
「骨粗鬆症」
のリスクについても話があり、こちらも定期的に検査をするようにすすめられていました。


いつも
「まあ大丈夫でしょう」
と思ってしまう私なので、おそらくいつもなら検査に行かなかったと思います。

でも、骨粗鬆症には関しては自分でも心配になる思い当る節がありました。


以前にも少し書きましたが、私は昔摂食障害(いわゆる拒食症)になっていた時期があったからです。


思い起こすと‥

それは高校二年生。
まだまだ成長真っ盛りの頃でした。

私は特に太っていた訳ではありませんが、周りの痩せている友達の華奢な姿がうらやましく、
(もう少し痩せてかわいく洋服を着こなしたい)と軽く思ったんです。

三度の食事をきちんと取っていた私ですが、翌朝は目玉焼きしか食べませんでした。
その日初めて貧血になったのを覚えています。


体重計に乗ると少しだけ体重が減っていました。
私はその時
(痩せるのって簡単!
食べなきゃいいんだけじゃん!)
と思ったのです。


最初は食事を一口だけ残す‥
しばらくしたら油をさける‥
またしばらくしたらお米を食べない‥
そしてお肉も食べない‥
あれも食べない‥
これも食べない‥

と次第にそれはエスカレートしていったのでした。