車で40分くらいの乳腺専門の病院。


「健康診断を受けた病院で、乳がん検診した時の媒体を持って来院して下さい」

とあらかじめ言われていました。


少し緊張しながらいざ診察室へ。

椅子に座っていたのはやさしい顔のおじいさん先生でした。


用意して行った画像を診て、

「あー、この影だね。

これは疑いをもつ様な影だね。う〜ん‥でも画像が荒くて分かりにくいなー。

早速エコーで診てみましょうね」

と診察を始めました。



影があったのは右胸。

「あー、これは違うねー。大丈夫だね」


えっ?違うの⁇

やっぱり!

あ〜よかった😊私は昔から健康なんだから!

とほっとしました。


「念のため左も診ておきましょうね。

‥‥ん?

‥‥んん?

 こっちの方が怪しいなぁ。」



え???よく診て!そっちは何もないはず!



「あー、これは間違いないかなー。

1つ2つ3つ‥‥

このまま生検しますねー。」



私は自分の身に起っていることがよく理解できませんでした。ベッドに寝たまま身体がカァーっと熱くなり、でも手足の指先がとても冷たく震えていました。