外、吹雪いてます。




こんなに吹雪いてるのは風吹ジュンかこっちかのどちらかってぐらい





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なんかね、今年の冬将軍は1回1回の仕事が丁寧





降雪・気温・雰囲気




全てにおいて「冬感」を全面に出すのがうまい。






将軍が、息子だとしたら




「じょ〜ずじょ〜ず〜」が止まらない




つい10分前と全然景色変わって来て、なんかもう「週末からもうずっと雪だね…」って気さえしてきてる。






寒い






温かいこと考えてみよう、寒さに凍えるマッチ売りの少女みたいに…







昔々ある所に

 

 

 

今より10歳若い私が居ました。

 

 

 

そして、さらにそれより6歳若いKという男の子が居ました。

 

 

 

彼は年こそ下でしたが、私よりも先に入社していたので職場では先輩

 

 

 

 

そして、彼に仕事を教えて貰っていたので優しくてしっかりしている子という印象でした。

 

 

 

 

そんなしっかり者のKが、ある日私にこう言いました

 

 

 

 

「ねぇ、帰りとか車でなんで無視すんの?」

 

 

 

私は直に顔を合わせる分には「おはよう」や「お疲れ様でした」と声を掛けておりましたが、車内から彼を見かけたりした場合には、特になんのリアクションせずスルーしていたのです

 

 

 

 

どうやら彼はそれが気になったようでした。

 

 

 

私「え?私に車の窓から元気にバイバイとかして欲しいの?」

 

 

 

彼「そういうわけじゃないけど」

 

 

 

私「じゃ見かけたら自分から車の前に飛び出してきてよ(笑)」

 

 

 

 

と、適当に流したのでありました。

 

 

 

この時、ちょっぴり彼を「可愛いなぁ」と思いましたが

 

 

 

 

それからも私の車内からの対応は変わらず…というか照れみたいなものがあって変えられず終い

 

 

 

 

それから数日後、今度は

 

 

 

 

 

「連絡先おしえて」と言ってきたのであります。

 

 

 

ど、どういう意味で?と実はかなり動揺しましたが、

 

 

 

 

 

「職場で毎日会うんだし、何か伝えたいことあったら会社で言って。」


 

 

 

↑(今思うと なんとも可愛くない返事にまるめた新聞紙でブン殴ってやりたいですが)

 

 


 

と、こうしてまた数日が経過した

 

 

 

この数日は連絡先を聞かれた意味を一人悶々と模索

 

 

 

何?急に何?もしや好きなのか?や、好きなら好きっていうか。

 

 

 

友達としてか?いや6歳も年上のおばさんの友達とか私なら要らないな。

 

 

 

 

もしかして、ちょうど年塩梅のいい男友達が居て紹介するとかされるとか?

 

 

 

 

え?売り飛ばされる?

 

 

 

 

人身売買? 何かの儀式の生贄? 年貢?

 

 

 

 

しかし、再度連絡先を聞かれることもなく何の展開もない日常だったある日の職場の昼休みのこと

 

 

 

 

壁に寄りかかりながら、人間観察をボーっとしていた時

 

 

 

Kが視界に入ってきた

 

 

 

 

と思ったらこっち方向に歩いてくる…

 

 

 

てか、私に向かって歩いてきてない?!

 

 

 

 

え?ええ?と、何一つ状況整理できてない中

 

 

 

 

目の前までKが来たと思ったら、耳元で バンッと壁を叩く音

 

 

 

しかも両耳

 

 

 

 

 

 

 

人生最初で最後の壁ドンは両手壁ドンだったわけだが

 

 

 

 

10年前に壁ドンなんていう造語もなければ胸キュンシチュエーションでもなんでもない

 

 

 

 

 

エントリーすらされてない

 

 

 

 

 

壁をわざわざ私の顔の近くでバンってする人に、反射的に顔はうつむき加減に、両手はグッと胸の前で強く合わせる形で護身してた。

 

 

 

 

怖さから来る反動で

 

 

 

 

「なんなの?」 と怒り口調で聞く私に

 

 

 

 

「べつに、何そんな見てたの?」

 

 

 

私「別になにも見てないし、怖いんだけど?やめてくれる?」

 

 

 

 

威圧感しかない全く意味不明な行動に私は恐怖と不快感しかなく、

 

 

 

 

その後なんとなくKとは溝が出来てしまい話すことも無くなり、いつしか会話が無いことも当たり前になった。

 

 

 

 

もし10年前に「壁ドン」という言葉があって、今みたいに女子の憧れのシチュエーションだったら…

 

 

 

 

私はあの貴重な壁ドンを心身から堪能したのに…勿体ない





ほんと勿体無い。。





あれ…





全然あったかくなんない…




そーいや、私




あったかくなるような話題の種持ってないわ




ゲロー