415.新年度を9月始まりにしよう |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

 連日昼夜を問わず続く猛暑のニュースには辟易する。こんな時代になると心配になるのは子供達の健康。「外出を控えましょう」の注意の中を、登校を余儀なくされている。そこで思いつくのが「新年度を9月始まりにする」という考えだ。

 現在、小中学校の夏休みは720日から実質ひと月前後。8月中旬には夏休みの終わるところが少なくない。先進国の夏休みは言うまでもなく7、8月いっぱい。日本のような例は発展途上国にしか見られない。

 新年度を9月にできれば、猛暑における子供達の負担を軽減できるばかりか、海外勤務の多くなった時代、現地校に通っていた帰国子女の中途半端な進級の問題も解消できる。さらに冬季の風邪やインフルエンザの流行する時期に進学試験という、運が左右しかねない不公平さも回避できる。

 それがわかっていながら移行しないのは、ひと重に企業が揃って新年度を変えるにはハードルが高過ぎるから。定着した制度を変更する難しさは、例えば国内で統一されて当たり前の電源周波数さえ、東日本は50Hz、西日本は60Hzのままなのを見ただけでもわかる

 しかし、日本の経営者は極めて有能な人達ばかりなので、やると決まれば必ず何とかしてしまう。あとは政治の場で「新年度が現行のままが良いのか、あるいは世界基準に合わせていくのが良いのか」を討議することだ。

 すぐにが無理なら、せめて検討部会だけでも発足させてはどうか。結果がかつての「遷都」の同様、消えてなくなるのは目に見えているとしても。