406.「政治には金がかかる」とは、どの口が言うか |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

 何かと言うと「政治には金がかかる」と口にするのは主に自民党議員だが、他の与野党も「調査研究広報滞在費(旧文通費)」と称した月100万円を遠慮しないのだから、我々にしてみれば同じような輩である。

 以前ここで、「政治家の収入や待遇を国家公務員や地方公務員並みにすればいい。そうすれば本当に国のために働く人しかならなくなる」と書いた。政治資金パーティーの裏金騒動などを目の当たりにすると、その思いはいっそう強くなる。

 このところ連日のように「元首相と次の首相候補らが会食」といった話が報道される。話し合いは例え内容が密談であろうと、会社の会議室で行われるのが当たり前。党所属の議員なら党の会議室ならペットボトルのお茶1本で済む話だ。

 ところが彼らは最高級の料亭に高級外車で集う。「我々は国民の、血と汗の結晶である税金を預かっている」「今、この時間もスーパーの売れ残りを安く買おうという人がたくさんいる」との自覚があれば、とてもこんな傲慢でバカげたl行為はできまい。

 政治が本当にお金がかかって大変というなら、なぜ再選を狙ったり子息らを世襲させたりするのか。それだけだけでも政治家という商売が、いかに甘く美味しいかがわかるというもの。

 もしも「国民のためなら苦労も厭わない」が本心なら、薄給も特別待遇なしも望んで受け入れているはずだ。