月に何度か北朝鮮から飛行物体が発射される。毎度のことなので「またか」で終わるが、今朝の「Jアラート 国民保護に関する情報」はいつもにも増して緊急性や危険性が強調されるものだった。結果としては北海道の周辺海に落下したらしく被害はなかった模様だが（8時現在）。
北朝鮮からの落下物のニュースを見る度に「万が一、日本の領土や船舶に被害があったらどうするのか」と思う。可能性は航行する船舶、国土直撃、死傷者の発生など様々想定される。
尖閣列島における中国との不慮の衝突もそうだが、これだけやりたい放題にミサイルの他国近くに発射しているのだから、政府がもしもの時にどうするかを決めていないはずはない。
できれば「直接の被害があった場合、北朝鮮にどのような対応を取ると通告しているのか」を知りたい。しかし、それが「重要な国家機密であり、一切を明らかにすることはできない」というのであれば、殊更に国民の知る権利を主張するつもりはないのでそれはそれでいい。
その時は「対応の仕方は決まっているが国家の重大な機密事項で知らせることはできない」とだけ言ってもらえれば十分。それだけで安心感が全然違う。
Jアラートを発する際に「安全な場所や地下に避難してください」と言いながら、そのような施設を何ら用意していない後ろめたさはあるだろうから、それくらいのことは言ってもいいと思う。