091.高橋幸宏氏と「The Tokyo Taste」 |  雑想 What do you think of this? Hiro's weblog 

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#音楽とスポーツとガーデニングとアンティークが好きで、日常の出来事への思いなども自由気ままに綴っています。

 世界に新しい音楽、テクノポップを知らしめた元YMOの高橋幸宏氏が亡くなった。正確無比で難しいドラミングをさりげなくやってしまうドラマーであるともに優れたコンポーザー。そして、ファッションデザイナーの顔も持っていた。ミュージシャンになるまで、そしてなってからの経歴や交友関係などを見て「こんなふうにやりたいことを自由にできたらどんなに楽しいことか」と羨ましくなった。それもきっと人柄ゆえだろう。訃報が何とも残念だ。

 

 

 
 個人的にはYMOよりサディスティック・ミカ・バンドで自由にドラムを叩き、お茶目に木村カエラ氏と絡む方が素顔の高橋幸宏氏に近い気がして好きだ。高橋幸宏氏の話とは離れてしまうが、サディスティック・ミカ・バンドのボーカルの初代は福井ミカ氏(バンドの名前もここからで加藤和彦氏の元妻)、2代目は桐島かれん氏、3代目は木村カエラ氏である。歌では木村カエラ氏、色気では桐島かれん氏、カリスマ性では福井ミカ氏などとファンは好き勝手なことを言っているが、それもあながち違っていない感じがする。

 

 加藤和彦氏と高橋幸宏氏がとてもオシャレであることがよくわかる。
 
 
 楽曲の提供で好きなのは「The Tokyo TasteRAJIE & 南佳孝 。こういうのを「大人の音楽」と言うのだろう。この曲との出会いについては下に書いた。
 

 

 

 ここでは高橋幸宏氏はドラムではなく桐島かれん氏とボーカルを担当している。30年以上前の曲とは思えない。

 

 

 
 以下はずいぶん前に「The Tokyo Taste」を初めて知った時のメモ書きである。
 
 YouTubeをランダムに見ていて出会った1970年代の音楽。その中にカッコよくてモダンな曲があった。「The Tokyo Taste」 (RAJIE & 南佳孝1977)である。作詞・作曲は、当時テクノポップのジャンルを確立したYMOのドラマーである高橋幸宏氏。最初に「お!?」と思ったのはハスキーな女性ボーカルだ。飛び切りうまいわけではないのにどこか魅かれるものがある。バックには当時、人気だったギターリスト、高中正義氏の名が見られる。このようなモダンな曲が45年も前に作られていたことに驚く。
 この世代と思われる年長の方々に伺ってもこの曲を知っている人は皆無だったので、きっとほとんどヒットしなかったのだろう。もったいない話である。YouTubeのコメントは、タイトルが英語のせいもあってか外国からのものばかりだ。
 
 昨晩、これらの曲を聴いて、柄にもなく胸がグッときてしまった・・・。