街の商品価値を上げようという魂胆の見える、変てこりんなランキングをよくもまあいろいろ考えるものだと感心する。
「住みたい街」と「本当に住みたい街」って違いは何?もしも自分が住みたい街はどこかと問われたら「千代田区の一番町」「港区の南麻布」などと答えるが、この日本を代表する素晴らしい街はどのランキングにも入っていない。もちろんそれは不動産として分譲、賃貸の対象にならないからだ。
つまりいろいろな名称のランキングをつくるのは、不動産として売り出したい。または賃貸させたいエリアをできるだけ多数挙げるための手段なのである。
まさかとは思うが、もしも我々が「ランキングを住居選択の参考にするだろう」とか、「自分の住んでいる街の名前が出てくると喜ぶだろ」となどと思っているようなら、それこそ勘違いもいいとこだ。