姉妹のタヌとベルは子猫を産んで数週間になる。

 

「ギャーーギャーー」と子猫が悲鳴を上げるからすぐにわかる。

 

またもや強行な引越が始まった。ゴソゴソ慌ただしい。

 

子猫をくわえて、新たな住処へ

 

本棚に入ったはいいが、ベルと子猫は本の上に居座っている。

 

私はベルを追い払おうとした。

 

「シャーッ」と威嚇

 

コラー!ここは私の家だぞ!

 

ベルはまだわたしに不慣れなもので、すぐに逃げるが、

 

私の横を通らないと逃げられないから、仕方なしに私の横まで来て

 

私をじっと睨んでいた。

 

わたしもベルを見つめた。

 

そして「シャーッ」ベル。

 

猫パンチは空をかすめた。

 

おお、危ない危ない。

 

ラッキーなことに、主が消えた子猫達を想い存分眺める事ができた。

 

そして、ナデナデ。

 

 

数時間後、またもや

 

「ギャーギャー」

 

次はゲージの中段ボール箱に引っ越し。

 

ところが、タヌの子猫3匹も一緒じゃないか

 

タヌは消えた子猫がどこにいるのか知らないようだ。

 

呑気に私に甘えてきて、お外へお散歩。

 

ベルは自分の子猫とタヌの子猫の子育てを請け負っている。

 

わたしは、ゲージの近くで洗濯物を干さないと行けなかった。

 

その間、ずっと強い視線を感じていた。

 

ベルは目を大きく開いて私を見つめていた。睨んでいるんだろうね。

 

子育て中は、警戒心が強いから安心できないね。

 

 

そして、数時間後。

 

今度は、居間の戸だなの中に入っていた

 

今度はタヌも一緒だ。

 

タヌとベルが一緒に子猫を看ていた。

 

ほっとした。よかったよかった。