「ギャーーギャーー」と子猫が悲鳴を上げるからすぐにわかる。
またもや強行な引越が始まった。ゴソゴソ慌ただしい。
子猫をくわえて、新たな住処へ
本棚に入ったはいいが、ベルと子猫は本の上に居座っている。
私はベルを追い払おうとした。
「シャーッ」と威嚇
コラー!ここは私の家だぞ!
ベルはまだわたしに不慣れなもので、すぐに逃げるが、
私の横を通らないと逃げられないから、仕方なしに私の横まで来て
私をじっと睨んでいた。
わたしもベルを見つめた。
そして「シャーッ」ベル。
猫パンチは空をかすめた。
おお、危ない危ない。
ラッキーなことに、主が消えた子猫達を想い存分眺める事ができた。
そして、ナデナデ。
数時間後、またもや
「ギャーギャー」
次はゲージの中段ボール箱に引っ越し。
ところが、タヌの子猫3匹も一緒じゃないか
タヌは消えた子猫がどこにいるのか知らないようだ。
呑気に私に甘えてきて、お外へお散歩。
ベルは自分の子猫とタヌの子猫の子育てを請け負っている。
わたしは、ゲージの近くで洗濯物を干さないと行けなかった。
その間、ずっと強い視線を感じていた。
ベルは目を大きく開いて私を見つめていた。睨んでいるんだろうね。
子育て中は、警戒心が強いから安心できないね。
そして、数時間後。
今度は、居間の戸だなの中に入っていた
今度はタヌも一緒だ。
タヌとベルが一緒に子猫を看ていた。
ほっとした。よかったよかった。