チベは自分の母親のベルが産んだ仔猫(ミッケ)をペロペロと舐めたり、外に出ようとするミッケを箱の中に戻そうと頑張ってた。

まるで仔猫の親のようだった。ニコニコ

そうこうしているうちに、チベは自分の仔猫3匹を出産したんだ。

 

 
ベル
 
ミッケ
 
チベ

 

片手に3匹乗るくらいちっちゃかった。ニコ

ベルと共同で子育てしていた。

子育ては大変だもんね。よかったよかったと感心していた。

 

数週間後

チベはいつになくわたしの足元で甘えてくるようになった。ほんわか

私は忙しく構ってられず無視をしていたのかもしれない。

できれば思い出したくないあの時のわたし。

思い出すと胃の奥が重くなる。ガーン

 

翌朝、チベは自分の小さな仔猫を何度も何度もくわえては放り投げていた。びっくり

よく見ると子猫は死んでいる。ピクリとも動かず、小さなぬいぐるみのよう。

おもちゃで遊んでいるように見えた。

 

私は懸念した。ネガティブ

チベは、子育てができないのか。育児ノイローゼで殺しちゃったのか。

後の2匹は大丈夫かな?

箱をのぞくと2匹はいつもと変わらず元気な様子。

 

ほどなくして娘が思わぬ事を言った。

「ベルが仔猫くわえて外に出た」耳

箱を見ると1匹しかいない。

「うそ、そんなバカな」汗

さっきわたしの心の中で思った事だった。

チベは後の2匹を殺してしまうかもしれないから、ベルがどこかへ連れて行ってくれとあせる

 

その後ベルは戻って来た。そしてチベがいない時に本当に仔猫をくわえて窓から出て行く所を目撃した。目

ついにチベの子猫はいなくなった。叫び

 

チベは何度も鳴いて仔猫を探した。

ごめんね。私が余計な心配をしたばかりに、ベルがわたしの心の声をきいて連れて行ってしまった。

 

 

本当の事はわからない

あの頃、チベは子育ての疲れで私に甘えてきたのに、私に相手にされずストレスが倍増していたのは確かだ。

甘えて来たのに撫でてやらなかった事を後悔した。ガーン

だが、仔猫はチベが殺したのではなく。あれは、死んでいたのをチベが起こそうとした行為だとも考えられる。

 

やはりショックだったが、ガーン

ベルは時々外へ出て行っていたから、お乳を飲ませに行ってるのかもしれないと少しの希望はあった。

チベの仔猫が戻ってきますようにと祈ったが、三か月経っても連れて帰って来ることはなかった。泣くうさぎ

 

かわいそうなチベ。

 

ところが、チベはまた仔猫を爆笑……… 次回へ続く。