観てきました

検察側の罪人

なんというか…私の拙い感想としては

『邪魔な人が居ない映画』でした

なんだろう…原作を読んでいないので内容がどうとか改変がどうとかはまったくわかりません

ただ私の中ではとても良質の映画だと思いました

それぞれの中で自問自答できて、考える余白のある

そんな映画だと


今回見たスクリーンはそのシネコンの中では中規模のスクリーンでして、客入りは土曜の午後一ということもあってかまずまずでした

年代的にはご年配の方が多かったように感じます

キムタク、ニノのファンというより原田監督のファンが観に来た感じ

男女比率もあまり変わらずでした

予告編が始まってもうそろそろ本編かな?くらいの時に突如として始まったナノックスのCM(笑)

それまでのピリピリとした緊張感ある『待ち』の状態がゆる〜く緩和され至る所でクスクスと笑い声が響いてました

そしてたまたま私の斜め後ろにいたお爺様が「あーニノ繋がりか」と呟かれたのが印象的でした

本当に幅広い年代の方に『ニノ』として認識されてるんだなぁと

あだ名が浸透するかどうかって意外と重要で木村拓哉がスーパースターになるにはやはりキムタクというあだ名が浸透した事が大きかったと勝手に思ってます

あだ名って一部の方しか呼ばない呼称なわけだからそれが浸透して顔と一致してからが本当の勝負だと思うんですよね

だからジャニーズのアイドルに興味関心なさそうな年代や同性の方にあだ名が浸透するって事は一般認知度が高い証拠

そんな事を考えながら予告編を観てました


観終わってからの感想は『重たい』につきました

その重さをどう捉えるかはまた別問題ですが

なぜかブラッドピッドのセブンという映画を思い出して(けっして類似点があるわけではないです)セブンを観た後の重さを思い出してました

これには我ながら「?」という思い(笑)

そしてやっぱり吉高由里子の受けるすごさを感じました

蛇とピアスの吉高由里子が好きで、あの時は主演映画だけどARATAさんや高良健吾さんという強烈なキャラクターの個性をちゃんと受け止めて返してたのが好きでした

今回も同じようにちゃんと他者の演技を受け止めて返してる

その有様が心地良くて

ニノちゃんと吉高さんの空気感が本当に心地良かった

近づき過ぎず離れ過ぎず

その時々の最適な距離感でやり取りをしてる

演技派と言われる二人だからこその空気感は素敵でした

脇を固める俳優陣も個性的で実力があるからこそ木村拓哉、二宮和也、吉高由里子のトライアングルを上手く引き立たせる

そんな配役でとても良かったです

また観たい、今すぐもう一度観に行きたい

そんな映画でした

終わった後、劇場を包んだ一瞬の静寂が全てを物語っていたかも

ご年配の方々も「ニノ良かったね」と話してて「また観たいね」っていろんなところから聴こえて嬉しかったなぁ( *´艸`)

きっと二宮和也にとって良い財産になる映画出演だったと思います

また原田組に呼ばれると良いね( *´艸`)