各種、共通テスト国語過去問題集の特徴
過去問問題集を出していた主なところは、教学社、河合塾、駿台でした。
しかし、近年駿台は過去問問題集を出版するのをやめたため、2社しか存在せずさらに選択肢がなくなったかと思います。
そこでこの2社の各科目の問題集の特徴をまとめて見ました。
参考にどうぞ。
共通テスト過去問研究 (教学社)
主な特徴
・2025年度からセンター試験過去問排除
・創作問題が2025年度から掲載
・試行調査問題が唯一掲載
2024年度までの赤本に掲載されていたセンター試験問題が2025年度から掲載をやめたようです。
その代わり、創作問題が掲載されました。
共通テストの過去問題は本試験4年分、追試験は2年分ですので「過去問研究か?」というと少し厳しいかと思います。
現代文の解説は黒本よりも丁寧であるため、第一問から第二問の点数が安定して取れない人は赤本の方を薦めます。
大学入学共通テスト過去問レビュー(河合塾)
主な特徴
・センター試験の過去問題が唯一掲載
・全統マーク模試同等の創作問題
特徴は、センター試験の問題が唯一掲載されており創作問題はマーク模試と同等の問題です。
「過去問研究」としては黒本の方がいいと思いますが、殆どの現役生にとってはセンター試験まで手を付けることが出来るかどうかと言われると共通テストの過去問題だけで終わるのではないでしょうか。
年度によっては現行の課程とは違いますし、塾予備校や指導者を利用していない人にとってはセンター試験問題は不要だと思います。
気を付けてほしいのは、創作問題は「マーク模試対策であって共通テスト対策とは言えない」ということ。
「オリジナル問題は予想問題である」という認識は捨てましょう。
黒本は現代文の解説に癖がありますが、古典分野(第三問、第四問)がとても丁寧な解説。
古典分野(特に古文)に自信がない人は黒本を勧めます。
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