先日、新国立バレエ団の「ニューイヤー・バレエ」に行ってきた。
「レ・シルフィード」「火の鳥」「ペトルーシュカ」の三作品。
日本の最高峰のバレエ団だけあって、とても素晴らしかった。
オケも、シルフィードの出だしから圧倒されるぐらいの演奏で(とにかくストリングスの奏で方が美しくて…)さっすが!!と感嘆しました。
特に「ペトルーシュカ」は、バレエ・リュスの時代そのままに、フォーキンの振り付け、衣装、舞台装置までが忠実に再現されていて、非常に楽しめた。ロシア感がたっぷり!
演じるダンサーの演技も見事だし、本当に楽しい作品に仕上がっていました。
そして私がビックリ仰天したのは中村恩恵さん振り付けの新作「火の鳥」。
ストラビンスキーの「火の鳥」はフィギュアでも度々演じられる名曲。
バレエでは真っ赤なチュチュで演じられることも多い。
いや~今回は本当に衝撃な「火の鳥」でした。
”素敵!!”のひとこと!それでもって、”お、お洒落!!”
手塚治虫氏の漫画でも有名ですが、火の鳥そのものは「女性」に例えられることが殆どですが、今回の「火の鳥」は男性が演じている。
男性が演じていることで、”中性”的な存在にしているのかも知れない。
演じるのは木下嘉人さん。
挿絵は私の印象のスケッチ。
ヒールなんと20㎝のハイヒール。有名なデザイナーさんのデザインだそう。
これを履きこなして演じるのもすごい!
実物はもっと大胆でカッコ良い!
とにかく”カッコいい!!”
それでもってなまめかしくて官能的・・・ぉぉぉぉ
いいよ~~~木下さん。。。。
ダンサーはほとんど男性。
女性は”反乱軍”の中のひとりとして登場する、米沢唯さん。(これまた短髪姿)
中村恩恵さんの作品はこちらで「ベートーヴェン・ソナタ」を拝見して以来ですが、見るたびに新機軸を見せつけられて、毎回心身が活性化します。
「dance」はダンサーの力量がそのまま伝わってきますし、私は大好きです。
ローザンヌコンクールでいうところのコンテンポラリーダンス部門…という感じでしょうか?
やはりクラシックだけではなく、想像を越えた動きを見られる「創作ダンス」も合わせて見たいものです。
新国立バレエ団の「火の鳥」、イイですよ~~~
長期公演ではないので、観たいという方は再演を待つしかないかな。
実は次のバレエ鑑賞も「Dance」。
3月末上演の「DANCE to the Future2019」。
会場は小劇場なので良く観えること請け合い!
楽しみだ~~
イチオシの中島瑞生くんも出演予定!