『ユノ、すごーい!みてみて、ピラミッドだよ♡』

は、ピラミッドに一直線に走り出した。

『おぃ、ジェジュン。あんまり全速力で走ると転ぶぞ!』

そう、注意したのは幼馴染みのユノ。

高校2年生の冬休み。

俺、キム・ジェジュンは全員がメインボーカルをつとめる【東方神起】というグループを学校内で作り顧問もつけて活動していた。

今日は、その仲間たちと何故だかエジプト旅行にきていた。

俺は、メインパートで幼馴染みのユノはローパート・ラップ担当。

先輩のチャンミンがハイパート担当。

後輩のユチョンがミドルローパート・ラップ兼作詞作曲もつとめる。

そして、なぜかなりゆきで顧問のジュンス先生がミドルハイパートを担当している。

あと、少しで全国的な大会が控えていて練習に行き詰まった時、顧問のジュンス先生が『ライブ成功の鍵は海外旅行でしょ!』なんて言い出して団結力を高めるために俺たちをエジプト旅行に連れてきてくれた♪

『ジュンス先生、なんでエジプトなの?』って質問したら先生曰く『いつもと違うスリリングな環境が結束を高めるでしょう!』なんて言ってた。

とはいえ、はじめての海外旅行はなにをしても楽しくてテンションはあがりっぱなし。
 
『ねぇ、ユノ。ピラミッドの前でライブやったら気持ちよさそうだね!』って話してみた。

『アハハハハ。ジェジュン、それはいいな。』って優しい笑顔で答えてくれる。

『みんなー!早くいこう!俺、ずっとピラミッドみたかったん…あっ』

ピラミッドめがけて走り出した途端思いっきり派手に転んでしまった。

周りの人が俺をみてクスクス笑っている。

【うぅぅ、超恥ずかしい(╥ω╥`)】

『もう、ジェジュンヒョン。なにやってんですか?』ってユチョンに笑われた。

『あはは、ごめん。ごめん。』


『ちゃんと、前見てあるかなきゃダメじゃん。子供じゃないんだからー!!』ってまだ注意されてる。

『あは。今度から気をつけます。』そんな会話をしていたらちょっと離れてあるいていたユノが青い顔してやってきた。

『ジェジュン。大丈夫か?怪我ないか?よくみせて!』って、俺の身体をくまなくチェックする。

『うん、ユノ。大丈夫だよ(笑)』って俺が笑うと

『大丈夫じゃない!俺につかまってろ!』って手を出してきた。

『…ありがとう。』そして、俺はユノの手を借りることにした。



『はぁ。あなたって人は全くドジですよね!はしゃぎ過ぎなんです!』って今度はチャンミン先輩に怒られた。

『うぅ…(´;ω;`)はぃ、先輩。気をつけます。』って謝ったのに

『それにしても、なにもないところでよく転べますね。わざとですか?』って言われる始末。

『もう、先輩。そんなに俺をいじめないで!!』ってぷん!と怒ってみせた。


『さ~て、僕のクレオパトラちゃんでも探しにいこうかな?』って先生は言い出した。

『先生~。エジプトでナンパ?いいっすね~♡』ってユチョンは先生の発言にノリノリだ。

『ん?ユチョンも一緒にナンパする?』なんてふざけてるふたりをみてたら『本当に、このメンバーで旅行にこれて本当に嬉しい!』ってみんなに聞こえるように俺は叫んだ。



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【おまけ】
旅行に来て、テンションがめちゃくちゃ高いユンジェ♡




※画像お借りしました。