(315) 「ミッシング」鑑賞 | momodaihumiakiのブログ

momodaihumiakiのブログ

生活の記録。
備忘録。
思い、伝えること。

映画鑑賞・読書感想・街歩き……


2022年12月18日再スタート

 

 

 

 

 

大阪ステーションシネマで8時30分からの部を鑑賞。60人ぐらいの観客。年齢層はバラバラ。
 

       



映画.COMから


「空白」「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔監督が、石原さとみを主演に迎えてオリジナル脚本で撮りあげたヒューマンドラマ。幼女失踪事件を軸に、失ってしまった大切なものを取り戻していく人々の姿をリアルかつ繊細に描き出す。

沙織里の娘・美羽が突然いなくなった。懸命な捜索も虚しく3カ月が過ぎ、沙織里は世間の関心が薄れていくことに焦りを感じていた。夫の豊とは事件に対する温度差からケンカが絶えず、唯一取材を続けてくれる地元テレビ局の記者・砂田を頼る日々。そんな中、沙織里が娘の失踪時にアイドルのライブに行っていたことが知られ、ネット上で育児放棄だと誹謗中傷の標的になってしまう。世間の好奇の目にさらされ続けたことで沙織里の言動は次第に過剰になり、いつしかメディアが求める“悲劇の母”を演じるように。一方、砂田は視聴率獲得を狙う局上層部の意向により、沙織里や彼女の弟・圭吾に対する世間の関心を煽るような取材を命じられてしまう。

愛する娘の失踪により徐々に心を失くしていく沙織里を石原が体当たりで熱演し、記者・砂田を中村倫也、沙織里の夫・豊を青木崇高、沙織里の弟・圭吾を森優作が演じる。

2024年製作/119分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年5月17日

 

www.youtube.com

 

欠けていること、失われていること、また、行方不明であること。ミッシングの意味。
行方不明事件を通じて見えてくるのは、社会の冷たさ。
誹謗中傷、いたずら・嫌がらせ、無関心……
好奇心を煽るマスコミ、寄り添うことのない警察
孤立する沙織理は、心の平衡を失っていく。石原さとみの迫真な演技姿勢に拍手を送る。何度 涙が出てしまったことか。
 

  
甘夏の収穫・出荷、沙織里の仕事。

 


 


 


ロケ地は沼津がメイン。
沙織里の夫・豊(青木崇高)は漁港で働く。

 


 

    
   


沙織里の弟・圭吾 (森優作が演じている) は、同僚をかばって 容疑者との疑いの目で見られる。証言があやふやであったのは過去のトラウマが……
そして、彼にも、誹謗中傷が投げかけられる。そして、投石などいたずらも。
セメントドライバーで働くが、社長の無理解などで会社を辞めざるをえなくなり、清掃の仕事に。


どこにでもありそうな海辺の町。「ミッシング」は私たちの周囲にもある。
 


 

       


 

 

 


 


地元テレビ局の記者・砂田を演じる中村倫也、芯のあるジャーナリストを演じる。感情を外に出さず、淡々としていながら誠実で 凛とした雰囲気が良かった。
 


 

 

 

映画『ミッシング』公式サイト|大ヒット上映中!


Staff



脚本・監督
𠮷田恵輔

1975年生まれ、埼玉県出身。東京ビジュアルアーツ在学中から自主映画を制作する傍ら、塚本晋也監督作品の照明を担当。
2006年、自主制作映画『なま夏』(06)で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門のグランプリを受賞。同年、『机のなかみ』 で長編映画監督デビュー。2008年に小説「純喫茶磯辺」を発表し、自らの手で映画化。
2021年公開の『BLUE/ブルー』、『空白』で、2021年度芸術選奨文部科学大臣新人賞、第34回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞で監督賞を受賞。『空白』は、第76回毎日映画コンクール・脚本賞、第43回ヨコハマ映画祭で作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞と4冠に輝いた。『さんかく』 (10)、『ばしゃ馬さんとビッグマウス』 (13)、『麦子さんと』 (13)、『犬猿』(18)、『愛しのアイリーン』(18)、『神は見返りを求める』(22)などオリジナル脚本の作品を数多く手がけるほか、人気漫画を原作とした、『銀の匙 Silver Spoon』 (14)、『ヒメアノ〜ル』 (16)などの話題作も監督している。

 

このコメント、同感。


 


「今なら引き返せる、という祈りの+α 」

前半は、悪意ばっかり、暗くて、暗くて、気が滅入りそうだった。
でも、後半になって、善意がちらほら感じられる展開になってホッとした。この世の中、捨てたもんじゃないとうなづく。

感情が高ぶっていく沙織里に対して、いつも冷静対応の夫・豊が 最後の場面で涙を流す。共感されたことへの涙だと思うが、この場面、一番泣いてしまった。

石原さとみではなく、青木崇高に泣いてしまった。 (想定外??!!)

 


 

 

 


神がかった石原さとみを見てみたいと思って映画館に行った。
正解だった。
石原さとみだけでなく、青木崇高、森優作がよかった。中村倫也も
私の評価 90点。是非、映画館に足を運んでほしいと思った。
 

 

 

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

 

映画ランキング