(248) 日本とアメリカ、あるいは中国など 政治のゆくえ② | momodaihumiakiのブログ

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2022年12月18日再スタート

 

 

 

 

 

 


 

政治家の責任転嫁、見苦しい!
更なる 政治不信!!

 

1月23日朝日新聞朝刊
 

 

   


 

 

連座制「導入すべき」83% 
安倍派幹部立件なし「納得できず」80% 朝日新聞社

2024年1月23日 5時00分

 朝日新聞社は20、21日に全国世論調査(電話)を実施した。自民党の派閥の政治資金をめぐる裏金問題を受け、会計責任者だけでなく政治家本人も責任を負う「連座制」をとり入れるべきかを質問すると、「とり入れるべきだ」が83%と多数を占めた。

 連座制をとり入れるべきかを聞いて「その必要はない」と回答したのは10%だった。自民支持層でも「とり入れるべきだ」74%が「その必要はない」16%に大差をつけた。

 東京地検特捜部は安倍派の会計責任者を立件したが、同派幹部の国会議員たちは共謀に問えないと判断し立件しなかった。調査では、特捜部が安倍派幹部を立件しなかったことに納得できるかを尋ねると「納得できない」80%、「納得できる」12%だった。自民支持層でも「納得できない」69%が「納得できる」22%を上回った。

 岸田首相が岸田派の解散を決めたことを評価するか質問すると、「評価する」61%が「評価しない」29%を上回った。

 ただ、自民党の派閥が解散すれば政治の信頼回復につながると思うかを質問すると、「つながらない」が72%で、「つながる」19%を上回った。

 また、東京地検特捜部は、岸田派が約3千万円の収入を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、同派の元会計責任者を略式起訴している。

 岸田首相は「事務的なミス」と説明したが、これに納得できるかを尋ねると、「納得できない」が89%で、「納得できる」は7%に過ぎなかった。

 

 

 

 


心酔・誇り・危機感…地方突き動かす

2024年1月23日 5時00分

 

 トランプに心酔する人々がそこに集まっていることは、一目瞭然だった。

 米アイオワ州マスカティーンにある地元の共和党本部には、トランプの等身大パネルがあった。迎えてくれた10人あまりの人々は、50~60代が中心で、女性は2人。多くは白人の男性だ。「MAKE AMERICA GREAT AGAIN(米国を再び偉大に)」と書かれた赤い帽子をかぶる男性の姿もある。

 毎週木曜日に政治談議をしているという。「皆さん全員がトランプ支持者なのか」と尋ねると、「もちろんだ」と笑いが起きた。

 彼らは「新参者(ニューカマー)」だ――。地元の古くからの共和党員から、そんなヒントをもらっていたことを思い出し、いつから政治に関わるようになったのかを聞いた。

 「人生のほとんどを(電気や水道など)公共サービスの業界で働いてきた。3年前に退職してから、政治の集まりに顔を出すようになった」。そう、赤い帽子のジョン・ゲート(64)が切り出した。

 「高卒で役者になろうとカリフォルニアに出て、ラスベガスと合わせて30年以上を過ごし、2017年に地元に戻ってきた」と続けたのはデニス・エゲンバーグ(57)だ。「政治に興味を持ったのはトランプが登場してから。甘い言葉でごまかすことなく、本音で話をするのがいい。以前は地元の政治家なんて一人も知らなかったが、今なら全員わかる」

 事務所を仕切る委員長のダニエル・フリーマン(67)が解説してくれた。

 「私自身も委員長になってまだ2年目だ。トランプが大統領だった4年間、メディアも司法省も、ウソの主張でトランプを責め続けた。あれを見て『我慢できない。トランプの助けになるために何かしないと』と考えた人たちが、次々と事務所のドアをたたいた」

 11月の大統領選に向けては、共和党内から多くの候補が名乗りを上げた。だがこの部屋の人々は、トランプとは大きな違いがある、と口々に言う。赤い帽子のゲートが熱く語り始めた。

 「トランプは金持ちなのに我々と同じような言葉遣いをする。選挙後も態度は変わらない。そんな人物を、どうして悪いヤツだと言うことができるんだ」
 

 ■目立つ小口献金とブルーカラー
 

 トランプの選挙運動の特徴として、個人の小口献金の多さがある。連邦選挙委員会によると21年以降、200ドル以下の小口献金が占める割合は、トランプの場合61%。例えばフロリダ州知事のデサンティスは20%、元国連大使のヘイリーは34%にすぎず、大口献金の割合が非常に高い。

 トランプ支持者には「政治が一部の富裕層や特権階級に牛耳られている」という不信感を抱く人が実に多い。この日も「政治家はカネのためばかりだ」といった不満を何度も聞いた。

 トランプ自身もカネを追い続けてきた大富豪ではないか。だが、トランプに対しては、逆に「大口献金者に頼らない政治家だからこそ正しい政治をしてくれる」という有権者の期待感につながっているのだ。

 家具工場で31年間働いてきたジーン・ハモンズ(65)は、苦労も多かった半生について話してくれた。

 離婚した妻に子供2人分の養育費を払いながら、自宅と職場の往復を繰り返す生活だった。「ひざと肩、両手首。合計で6回は手術をした。仕事の疲労で神経に痛みが出てしまって」

 24年1月のアイオワ党員集会まで約1カ月を残したこの日、取材に応じてくれた人の多くは、製造業や農業に携わるブルーカラーだった。言葉の端々に「自分の力で米国を支えてきた」という自負を感じさせる。そんな彼らがいま抱いているのが、米国人の誇りが失われているとの危機感だ。

 「民主党は米国に対する憎悪を人々に植え付けている。白人であれば誰もが人種差別主義者だ、とレッテルを貼られる。愛国主義だと言えばまるで悪いことのような扱いだ」。郡の監督委員を務めるダニー・チック(53)はそう嘆いた。

 「だからトランプが好きなんだ。米国を愛し、我々の苦労を分かってくれる。米国人であることに誇りを感じさせてくれる」

 取材を終え外に出ると、最後まで話に付き合ってくれたハモンズが言った。

 「1月の党員集会に向けては大忙しだ」。大統領選のたびに実施される党員集会だが、「新参者」のハモンズらにとっては初体験だ。「トランプが指名を獲得すれば、ここがトランプの選対事務所になる」。ハモンズは誇らしげだった。

 トランプの登場で突き動かされた人々が、一気に地方の共和党の主流派を占めるようになったことはわかった。だが、「トランプ党」になる前の共和党員らはどこへ行ったのか。かつての共和党の姿を知る元委員長のもとを、訪ねてみることにした。=敬称略

 (アイオワ州マスカティーン=高野遼)

続く

 

 

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