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好きすぎる?うちの旦那さまのたこ焼きを焼く手

ここだけを切り取ると
私の父にそっくり

父は器用な人だった
機械ものに得意で
電化製品を買うと まず分解し
構造を見て納得し また組立てる
そんな機械に強い人だった
頭も良かった

まさにそれはK吾

パソコンは組立てる
すべて独学で

機械に強い

たこ焼きを作る“手”を見て
父を思い出す

前にも書いたけど
私はパパっ子でもママっ子でもない

生まれながらに重病だった弟にかかり切りになった両親
親族に預けられた私
その後 親元に戻ったものの
実の親に懐かず
甘えられず
心に孤独を背負いながら
幼少時は
 “しっかりした子”を演じきった

でもホントは甘えたかった
手を繋いでほしかった
「お姉ちゃん」ではなく
名前で呼んで欲しかった

その後
好きな人ができても

甘え方がわからない…
泣きたいのに笑ってしまう

そのせいで
随分と誤解され
傷ついた



本当に
何と言うのか
不器用というのか

心の病にかかるまで
自分がわからず

強いのに弱い
明るいのに暗い

そんな青春時代

やっと
50歳を過ぎ
そんな過去があったから
今の私が形成された
それがいい
と言ってくれる人と暮らし

弱いままでいい
不器用なままでいい
そのままでいい
と思えます

自分を許す
自分を知る

スポーツ選手がコーチ次第で強くも弱くもなるように

メンタルを担っているのが
よき伴侶

そこに
すべてを預けることができたなら

進化するね

K吾の手
父の手
父が生きている時は感じなかった
父の愛
無償の愛
それを感じます

愛されていたんだ
確かに

まさかね
50歳を過ぎ
父は数年前になくなったというのに

父は私を愛していた

それを知ることになるなんて

K吾も父
娘を持つ父
愛している
娘を


娘へのメールに
返信がないことに
悲しんでいる

小さい頃の娘のビデオ
繰り返し見る父
おままごと
何回も何回も同じことを繰り返す赤ちゃんの娘
何回も何回も根気よく遊んでやる若いK吾
いいお父さんやな

あの頃のままやねん
父の気持ち
大人になった娘でも
父には
あの頃の幼い娘のまま
無償の愛

すなわち
私の父の愛

K吾に教えられた
父の愛