眠たい中で これは 寝てしまうだろうと 寝転んで見てた
なのに 最後まで ぽろぽろと 枕を濡らして泣いていた
なぜ この映画は こんなに泣けてしまうんだろう
人は あるものに あこがれる
だけど ないものの中にある あるもののあこがれが どうしようもないのにどうにかしようとしてしまうのを
なんだか どこか 自分のなにかと 重ねてしまうのかもしれない
その映画は
彼らが本気で編むときは・・・・・
トランスジェンダーのリンコと育児放棄された少女トモ、リンコの恋人でトモの叔父マキオは織りなす奇妙な共同生活を 描いた人間ドラマ
11歳のトモは 母親のヒロミと二人暮らし。ところがある日ヒロミが育児放棄して家をでてしまう
一人ぼっちになったトモが叔父マキオの家を訪ねると マキオは 老人ホームで介護士として働いてて、母親よりも自分に愛情を注いでくれるリンコに 戸惑いを隠せない
この3人の願いは・・・・・
本当は 見れば見るほど どうか この三人を 引き離さないで
ヒロミは 帰ってくるな とおもった
だけど この映画で いろんな 場所から 「愛情」 を見た
その いろんな形の 「愛情」 が 全ての人と つながる、リンコに愛情をもらうたびに トモの 心は 母親の愛情というものを 知ってしまい 欲しかったのは 母親の愛情だと知ってしまったり・・・・・
リンコ を通して 学校でからかわれたり 居場所がなかったり でも 家の中では 笑顔のトモ 味方のリンコ
スーパーで 同級生の母親に 見つかった時 むすこカイが 嬉しそうに トモに声をかけようとすると
ダメだと 止められる
理由は 普通じゃないから
すると・・・ ｶｲが 「普通って」と 質問する
このシーン めちゃくちゃ泣けたし 感動した
異常って なんだ
学校じゃ 異常だと 言われても 家に帰れば 普通
その異常って基準はなんだと おもった
私は みんな 異常を隠して生きていると思ってる
家での当たり前が 外では 違ってたり
目の前の事を 受け入れること これが 全てだと思った
時々人は 中心は 自分の考えになってしまう
それが 楽しめればいいけど・・・・・・ かたくなになっては悲しいと思った
リンコの おんならしさや マキオの子供も産めない悩みや 周りにわかってもらえないこと
そんな 全てが 編み物にあった・・・・・
だけど 無心になれるもの・・・ この存在は大きい
映画を 見終わっても・・・・3人が浮かぶ
それに・・・ ヒロミがまた 育児放棄して あの二人のところに トモが 帰らないかと 願ってしまう・・・・・
