今まで放射線に消極的だった主治医。
何度か放射線の話はしていたけれど、
先週指まで浮腫んでいたわたしを見て、
脇の大きなシコリに緩和的な放射線が出来ないか聞いてみたらいいんじゃないかと放射線コンサルを予約してくれました。
丸山ワクチンに通っているところの内科、在宅医療専門の先生も、脇のシコリに当ててもらえたら、胸や他もやわらぐのでは?と。
放射線の経験豊富そうなお爺ちゃん先生は、
わたしの経過を聞き、首や脇、胸、一通り見て触って、乳がんみたいだなと言い、
でも卵巣がんには放射線はあまり効かない。
せめてシコリに気付いたパチンコ玉くらいの時に放射線を当てたら効果があったかもしれないけれど、あちこちにシコリがある今、脇だけ当てたところで緩和の意味もないだろう。
脇に放射線を当てるとしたら15回とか20回とか通わないといけないが、その時間がもったいないんじゃないか。
どうしてもやりたいというならあなたの納得のために、本意ではないがやってもいいけれど。
緩和的な放射線は、主治医が心配していた副作用が出ないくらい弱く当てるそう。
脇のシコリに気付いたときもなかなか超音波検査してもらえなかったし、
卵巣がんからは少ないらしい脳転移だって、頭痛を訴えても何にもつながらず近所の個人病院にMRIを撮りに行ったからわかったこと。
治療の選択は病院任せでなく自分が勉強して進めていかないといけないことだらけだと少し愚痴ったら、
癌はある程度経つと休眠に入ることもあるし、卵巣がんも人それぞれみんな違う。
真面目な医師はここにあるような分厚いガイドライン本に沿って標準的な治療をすればいいだけと思うから、ね。
婦人科に戻って主治医に適用外だったと
報告、
来月の血液検査を予約しました。
CA125は10000でも20000でも進行がゆっくりな人もいるからね、と言ってくれる優しい主治医です。
夜は久しぶりに同級生から電話がありました。
唯一中学生だったころから続いてきた友人は東京に暮らすシングルファザー。
大失恋とか結婚離婚とか人生のリズムが似ていて、息子も顔なじみ。
彼の中で、わたしは1番長生きしている癌患者だそう。
失敗もあったろうけど、
好奇心旺盛でいろんなことしてきたよね、
いい人生だったよね、
楽しかったでしょ。
みたいなことを言われて嬉しかった。
将来、東京に戻るだろう息子に時々ご馳走してくれるそう。ありがとう!
息子も遠慮なく頼ってくれるといいな。