前回は”FERRARI BB”の”BB”の由来について書かせて頂きましたが、今回は”BB"の
デザインについて”パオロ・マルティン”の対抗案と、その後のデザインワークについて
書かせて頂きます。
”BB"は”レオナルド・フィオラバンティ”の”P6”がベースとなって、市販モデルが
誕生しましたが、当時まだ入社間もない”パオロ・マルティン”のスケッチも候補として
プロジェクトが進められていました。
1970年代ということもあり”アバンギャルド”なイメージスケッチから誕生したのが、
"FERRARI MODURO"です!
自分も子供の頃に行った1970年の”大阪万博”にも出展、1990年代にはパイオニアの
カーステレオのCMに走行シーンが披露されたことでも有名です。
1970年代は”イタリアンカロッツェリア”の全盛期で、どのカロッツェリアもこのように
美女との競演ショットを撮影するのが流行りました❣
”パオロ・マルティン”はその後フェラーリ以外のクルマのデザインで注目されるように
なります。
ランチアでは”ベータ・モンテカルロ”のデザインも担当して、ラリーやレースで大活躍
したことは有名です。
”FIAT 130”は”パオロ・マルティン”らしいウインドーエリアを大きく取ったデザイン
です。
残念ながら日本には輸入されなかったようです。
”レオナルド・フィオラバンティ”とは違うラインで描かれたスケッチ、日本でも日産や
スバルのデザインにも携わりました。
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