大坂の地震被害に遭われた方はどう過ごしているだろうか。

雨まで降って、さぞかし大変だろうと心配してしまう。

 

振り返ってみれば、私が被災した日は、余震が怖くて、自動車の中で過ごし、

夜は近くの小学校に行ったっけ。

避難所指定はされていたんだが、市役所の人も学校関係者も

どこにいるのやら・・・という感じだったので

何ひとつ支給されなかった。

自分で持っていった毛布だけが暖を取る方法だった。

 

電気の復旧には2日間ほどかかった。

私は運よく、カーミットのお家に呼んで貰えて、そこで何日も過ごした。

 

電気が復旧するまでの間、何ひとつわからなかったので、

やたら、自衛隊のヘリが北のほうに飛び

何で、地元に恩恵がないんだよと文句を言っていたが

情報を得たら、どうぞあちらで活動してください!と思ったりした。

 

その後片付けるといっても・・水がないのでやりようがなかった。

ちなみに、水道の復旧まで23日間かかり、

その間、ずっと、風呂には入れず・・・

自衛隊の水を貰う。

が、ひとり2リットルな上、2時間か3時間並んだりして

1人暮らしの老人なんかどうすりゃいいんだろう?と思ったものだ。

 

物流も止まったままだったので、買い物をしたくても

スーパーもコンビにも食べ物が売ってない。

それだって、ひとり3個までとか決めて、多くの人に渡るようにしてくれたのだ。

 

電気が通るようになると、ちらほらと個人商店が活躍してくれて

水道がなくても、井戸水があるところはお惣菜を作って売ってくれたり

顔なじみの個人商店の人と無事を確認しあった。

 

本地震が収まってからも震災は続く。

被災したとしても、被害の大きさは個人によって違う。

 

人によっては井戸水が出てそんな辛くなかった人もいる。

或いは畑の野菜を持ってきて煮炊きできた人もいる。

 

屋根が崩れ落ちてしまった家もあれば

全然大丈夫だった家もある。

 

全てが同じように被害を受けているわけではない。

どうか、きめ細かく被災された人が、ケアを受けられるようにして欲しい。

 

余震もあるだろうし、片付けもしないといけないだろうし

一人ひとりの問題は違ってくるだろう。

 

それでも、どこかに相談できて、

ホンの少しでも安心できていければいいのにな・・と思う。

 

自分でも被災した日々のことを思い出すと、多くの人に助けてもらった。

・・一番助けてくれなかったのが、お役所だった。

臨機応変には動けないだろうし、

初めてのことで対応が間に合わなかったんだとは思う。

 

他の地域で起こった災害でも

対応の教訓を自治体が共通の認識として確認いるだろうから

今回の被害も最小限にとどめていけると思いたい。