過去のことを振り返った記事です。

妊娠16週のエコーで心室中隔欠損が見つかりダウン症の可能性がほのめかされ、翌週17週で肺動脈と大動脈も異常がありそう(総動脈幹遺残症かも)と指摘され、染色体22q11.2欠失(キャッチ22とも呼ばれるらしい)の可能性もあり得ると言われていました。

前回の妊娠で双子のうちの一人をお腹の中で亡くしている私は、命があるならどんな異常があっても育てたいと思っていました。

そして、産み育てるつもりがあるならリスクのある羊水検査はする必要ない、と考えていました。

これも前回の妊娠時に双胎間輸血症候群になってレーザー手術をした影響で妊娠5ヶ月で破水してしまった経験があるので、お腹に針を刺すことのリスクを痛感していたからでした。



しかし、その後、もし染色体異常があった場合に具体的どのような疾患が表現し、それによって生活がどのようになるか具体的に調べ、イメージしていくと、少しずつ考えが変わりました。

自分が生きているうちはどんな子でも心から愛し
生活をサポートしていく覚悟と自信がありましたが、自分や主人が亡くなってしまった後はどくなってしまうのか。

施設に入るのか。それで幸せに生きていけるのか。

そして気になったのは、上の子のこと。自分たちがいなくなった後は、上の子がお世話をしていかなければいけない可能性もある。自分の決断によって将来、わが子に大変な思いをさせてしまうかもしれない。

とはいえ、自らわが子の命を絶つ決断など到底できない。

と、ぐるぐる考えはめぐり、産むか産まないかの答えなど出るはずもなく、タイムリミットが近づいていました。

いずれにせよ染色体の情報を事前に得ることは、その後何が起きても後悔しないためにも、何か異常があったときにどのような体制で迎え入れるか、事前に覚悟と準備をするためにも、とても重要なことだと考え、染色体検査を受けることにしました。


妊娠18週、日帰りで羊水検査を受けました。

前回の妊娠時は、胎児レーザー手術のついでに羊水も採取して羊水検査を行ったので、今回のように羊水検査のためだけにお腹に針を刺すのは初めてでした。


エコーで赤ちゃんの位置を入念に確認しながら、よい位置に動いてくれるのを待って針を刺しました。

前回は胎児鏡つきのレーザー針を刺したので、とても痛かったのですが、今回の羊水検査はそれに比べると細い針を刺すので、痛みはほとんど気にならず、あっという間に終わりました。

あとはおよそ3週間後の結果を待つのみです。