暫く重い話が続いていますが、流れぶったぎり息子、再登場です。
今回もゲームの話なのですが、前回、前々回とマイナーなゲームが、
続いたのでここらでメジャーなタイトルとの思い出を。
ゼルダの伝説 時のオカリナ(以下ゼルダ)
長文となりますが、ご容赦を。
ご存知の方も多いと思いますが、ゼルダは歴代任天堂ハードの、
殆どで発売されており、マリオと共に任天堂を支える、超看板タイトルです。
中でも時のオカリナはシリーズ屈指の名作とも言われています。
プロデューサーはゲーム業界の神様、宮本茂。マリオの人ですね。
それは久しぶりに母がスペインに帰って来た時の事でした。
「そうそうNINTENDO64(N64=ロクヨン)買ってきたよ。ゼルダも。」
「はぁ?何で?」
そして黒いあんちくしょうは、我が家にやってきました。
こんなの↑
特徴的かつ斬新過ぎるコントローラーと、
当時最高の性能を売りに登場した次世代機...だったんですが、
ぶっちゃけあんまり売れませんでした。
早速いつも通り居間でプレイ開始するも、コントローラーがしっくりきません。
親子で、ちょっとやれ→やだ→喧嘩
という定番の流れをこなしつつ試行錯誤。
するとどうやら、このゲームではコントローラー左の、
グリップではなく、真ん中のグリップを握ってやるのが、
正しい作法らしいとの結果に辿り着きました。
コントローラーと言うより銃でも操作してる見たいです。
画面上では緑の服と帽子で、とんがり耳の主人公リンクが、
母の操作とは思えぬ機敏な動きを披露!
凄げぇ!勿論、任天堂が、です。
まるでこのゲームの為にデザインしたかのような使いやすさ。
この後、母の手が痺れ始めて;転がる岩をかわせず
潰される等のハプニングもありましたが、大分慣れた様子。
暫くの間、昼間は居間に運んでプレイ。
夜は自分の部屋でこっそりプレイとすっかりハマり倒し。
難所では度々私に助けを求め選手交代。
ある夜等、深夜に突然部屋に来ると苦しそうな声で
「ちょっといい?」と険しい顔。
体調がそんなに悪いのかと思い部屋に行くと
「馬のレースがどうしても勝てないんだけど...」
昔は深夜にゲームやってると親に怒られたりしたもんです。
ですが深夜、寝惚けてる息子にゲームを攻略させる親の話は、
聞いた事がないと思います。
ちょちょいと攻略して寝ようとしぶしぶレース開始。
勝てません;
やばい...結構難しい.. 母は、ほれ見た事か!という顔で私を睨む
数時間後、無事レースに勝利。愛馬エポナをゲット!!
親子で勝利の雄叫び。深夜3時とか4時に;
そんな調子で少しづつ私達はゼルダの虜に・・・
たまに父を含めた3人横並びでゼルダをプレイする時もありました。
主に:
母→メインプレイヤー。交代後は攻略本でナビ役
私→助っ人。主にボス戦担当。野次係。
父→チーズとワイン担当。基本みてるだけ。無口。
しかしこの父が意外にも大きな助けに・・
元弓道部の腕で、途中何度かある、
馬上から弓を的に当てる流鏑馬(やぶさめ)、
遠距離にフックを撃ち引っ掛けるシーン等では大活躍。
パズル要素のある謎解きは攻略本も見ずに答えます!
何時も後ろでチーズ齧りながら、ワイン飲んでるだけじゃありません。
やるな~。
物語も佳境に入る頃にはゼルダの世界へすっかり感情移入
母もまるで夏休み終わり直前の子供のように言います。
「もうそろそろ終わりかぁ。もっと遊んでたい」
良いゲームはそう思わせてくれる。まだもう少し遊びたいな、と。
決して過大な演出も美麗なCGも出て来ません。
ですがプレイした人だけが理解出来る、寡黙で不可視の演出。
完成された操作性と適度な難易度(水の神殿除く)。
ほのぼのした雰囲気の中に隠れる物語の切なさ。
その何れもが多くのゲームファンを唸らせ、
今尚不朽の名作といわせるのでしょう。
そして私達には、酔っ払ってゲームの話をすれば、
必ず上がる思い出の名作!
愛馬エポナに乗り、月光に照らされ
丘を駆ける主人公リンクの姿は、格好良くも切ないのです。
ちなみにラスボスは私が倒しました。
余談:
一部ではブラックカラーのゲーム機は一番になれない、
と言う都市伝説的なジンクス形成に一役かったとも噂されています。
PS2くらいでしょうか?まともに成功したのは。
良作、傑作も多くでているのですが...
参考リンク:
任天堂 N64
http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/hardware/index.html
時のオカリナ オープニング
http://www.youtube.com/watch?v=k1rjrQp5mgE&hl=ja