次の日

また担当医は手術をしてくれた先生でした。

今日もまた手術の格好…同じような境遇の妊婦さんもいるのかなと余計な事考えておりました。


先生「昨日はお疲れ様でした。お腹の跡も、赤ちゃんも元気です」

私「よかった照れ

先生「結果がでた後どうするか決まってますか?院長先生から説明があったように、結果を聞いて中絶となっても時間がありません。」


私「はい、どんな染色体異常になるかわかりませんが、正直不安もいっぱいですが、中絶という事の選択肢は考えておりません。」

先生「それでは結果は早めにといっても約2週間後だけどね、ちょうど16週と6になるかな、その時に院長先生の予約をとりますので聞いて下さい」

私「はい…」何だか不安が今更強くなってきたな。


先生「あ、1つ嬉しい報告が、」

私の「え、何ですか??」

先生「ずっと待ってた母子手帳もらえるよ。役所に書類提出してね」


やったあー!!目がハート目がハート

やっとだ、やっと…

2人目の時は異常がなかったからなのか、役所の仕方が変わったからなのか、胎嚢、心臓確認できた10週でもらえましたが、今はどうなんだろ??


そのままの足で役所へ音譜保健師さんに説明受けて念願の母子手帳がー!!


保健師さん「何か不安な事とかある?」 

私「あ、実は羊水検査しまして。結果まだなんですけど、私の場合首に浮腫があったので、赤ちゃん染色体異常なのは間違いないのですが」

保健師さん「…辛いね


え?ガーン辛いけど、頑張ってるよ?


保健師さん「障害者の今後の支援とかあるから不安な事いつでも聞いてね。出産したら大変な事だらけだけど、皆話し聞くから。この子の未来は辛いことだけじゃないと思うよ」

…しばらく無言

私「スミマセン、今日は疲れたのでもう帰っていいですか?」そのまま帰ろうとした時に急に吐き気が。

トイレに駆け込んで泣きながら吐きました。

さすがに鈍感な元旦那も心配して「大丈夫??💦」オロオロ

私「なんなん、あの保健師!ムキーえーんこれこら頑張らないといかんのは、わかっとるわ!あんな言い方まるで障害があると暗い未来ばっかみたいな言い方やん!まだ何もこの子の未来は誰にも決められんわ!」

元旦那「うん、うん、そうだよね。俺がガツンと言ってあげようか?」 


私「アホか…帰りたいから帰る」


泣いてる私を見て保健師さん「旦那さんが支えてあげてね。」


アホか、アホか、何もわかってないわ。

今考えると、普通の対応だったかもしれませんね。でもその当時の私は、染色体異常の子は生んだらあかんの?と悲観的な考えばかりでした。


元々旦那はアホな考えばかりで結局数年後離婚しましたが、染色体異常があるのに私の産むという決断に何一つ否定的な事言わず、オレも調べると協力的だったのは感謝してます。ただ説明に対して理解力が無いのはイライラしましたけどねプンプン


2週間後16週6.とうとう結果を聞きに病院に行きました。

失礼しますと入った瞬間暗い雰囲気が…

先生「今から説明するけど、また気分悪くなったら言ってね」

私「はい」

先生「これ、結果ね。いろんな名前や数値書いてあるけど、結果的に赤ちゃんの病名は、47染色体トリプルX症候群」

私「47染色体. トリプルX??

聞いた事もない、??ばかり

私「ダウン症とかではなく?」

先生「うん、あのねえうちの病院でも症例がなくて、お母さんが初めてなのよ。僕も正直わからない。だから大学病院紹介するから、そこの遺伝子科専門の所あるからそこで説明聞いてね、今から電話予約の電話するから」

先生は電話しながら、この日に予約とるから、行ってとトントンと大学病院に行く事が決まりました。


ぼけーとしてたら、

先生「赤ちゃんに他に問題なく成長してるから、出産はウチでできるから。順調に他の子と変わりなく成長してる。染色体に異常があると何かしら身体にも変形や心臓に負担かかっちゃうんだけど、ほら見て、今ちょうど指や頭、体ももうずいぶんはっきりしてきた。今の所他に心配するような事ないよ。だけど病名ついたからその説明は聞いてきてね。」


症例の無い病気…

どうゆう事がわからずそのまま帰りました。


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