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綾乃がアタシに貸してくれたDVDは・・・・
“流星の絆” というドラマ。
あ・・・これ、小説で読んだ事あるかも・・・・
へぇ~、ドラマ化されてたんだね。
うんうん、この左の人が錦戸くんでしょ?
いっつも綾乃から色んなもの見せられたり聞かされたりしてるからな~。
あ、この女優さんも知ってるよ?
戸田・・・なんとかさんw
こないだも月9に出てたよね??
見てないけどww
そして中央の人・・・・
この人が主演かな?
この人・・・・どっかで・・・・・・・見た事あるような・・・?
誰かに似てる・・・・??
えっと・・・・
二宮和也・・・・嵐・・・・・
・・・・・・
かず・・・・さん???・・・・・に似てる・・・・?
アタシは、そのパッケージに穴が開きそうなくらいマジマジと見つめた。
ここが会社だって事も忘れて・・・・・
えっ・・・・・? なに・・・・・・
どういう事・・・・・?!
松本 かず・・・・・
二宮 和也・・・・・・
えーー・・・っと???
「せ~んぱいっ♪ どうです?? 亮ちゃん、カッコイイでしょ~♪♪
もうもう、めちゃくちゃいいですから!!!」
背後から、ひょいっと綾乃が顔を出し、アタシの持ってるDVDを覗き込んだ。
「ねぇ、この真ん中の人って・・・・・」
「え~っ?!先輩、ニノちゃん派ですか~?!!
ふふふっ、ニノちゃんもカッコイイですよね~?」
「ニノ・・・・ ちゃん・・・・??」
「えっ?!まさか先輩!ニノちゃん知らないんですか??」
「え・・・・・?あ・・・・、うん・・・・
あの・・・・・
でも、この人に似てる人・・・・知ってるって言うか・・・ 見た事あるんだよね・・・?」
「えーーーーっ?!そうなんですかっ?!!!どこどこっ??どこで見たんですかっ????」
「あっ、ねぇ、この人、ピアノ弾けたりする??」
「あぁ~、ニノちゃん、ピアノすっごく上手ですよ♪
コンサートでも弾き語りするみたいですし~。
あっ、アタシ、部長に呼ばれてるんだった!とにかく良いですから見て下さいねっ!」
綾乃は、そういうと会議室の方へと走っていった。
アタシは一人で取り残されて、廊下でしばらくボーッとした。
かずさんが・・・・・
まさか・・・・・・?
まさかね・・・・・??
ほら、世の中には似てる人が3人は居るって言うし・・・・
かずさんって、全然 芸能人っぽくないし。
アイドル・・・・って感じが全然しないし。
他人の・・・・そら似・・・・ってヤツよね・・・・?
きっと・・・・・・・・・・
アタシはDVDを紙袋に仕舞うと、そんな事も忘れて仕事に没頭した。
★★★
キャハハww
他人のそら似(笑)
ニノちゃんも うちじゃダラっとしてオーラ消してそうだよね?w
さて、どうする????