★★★

最後に耳元で ささやかれた言葉に、まだ胸がドキドキしてる。

かずさんは、クスッとアタシを見て悪戯っぽく笑った。
カーッと身体が一気に熱くなるのを感じた。

「もう……馬鹿///」

アタシはそうつぶやくとドアを閉めた。
隣の部屋のドアを開けると、みかんが玄関で丸くなって待っていてアタシの気配に気づいて体を起こした。

「ただいま……

待ってたの?」

ミャー…… と小さく一回鳴いて、

頭を撫でようとしたアタシの手をかわしてリビングへと歩いていく。

いかにも、待ってなんかなかった……って顔して。

「ほんと……素直じゃないんだから。」


着ていた部屋着を脱いで、鏡の前に立った。
身体のあちこちについた朱い痕を指先で触れた……

激しく押し付けられた唇が、時々 僅かな痛みをもたらした。

胸の奥がキュン……となり、子宮が収縮する……

また……今夜も アタシは………


さっきのかずさんの言葉が よみがえってくる。


だけど、もう40を前にした身体は、確実に 衰えている。
若い頃のような張りはなく、ところどころに付いた無駄な肉………


「はぁ…………」

思わず 溜息がこぼれた。



かずさんは、本気でアタシの事…………
彼ならもっと、若くて綺麗な子が 居るんじゃないか…って……思うのに。


なんでアタシなんだろう?



もう一度、かずさんの言葉を思い出す。





―― 今日もオレンジ……



食べたいな。 



ねぇ……… 今夜も、壊していい? ――



★★★

きゃドキドキラブ


今夜も食べられちゃう??



かずさんに、そんな事言われたら………(〃д〃)ドキドキ